三連単は、競艇の中でも最も夢がある券種だ。なぜなら、たった数百円の投資が数万円、時には数十万円の配当になることもあるからだ。だがその一方で、「当たらない」「資金がすぐ尽きる」「トリガミばかり」といった悩みも尽きない。
競艇予想のプロとして断言する。三連単は難しい。だが、決して運だけの勝負ではない。データと理論、そして経験に基づいた買い方を実践すれば、再現性のある“勝ち方”に変わる。
この記事では、三連単で勝ちたいと考える競艇ファンに向けて、プロの視点から導き出した必勝法を4つの戦略として紹介する。「なぜ三連単が稼げるのか」から「買い目点数」「フォーメーションの組み方」まで、三連単で勝率と回収率を両立させるための実践的なノウハウを余すところなく解説する。

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三連単とは?その魅力と難しさをプロが解説
このパートでは、「三連単」という券種の基本からなぜ当てるのが難しいのか、そしてそれでも挑戦する価値がある理由を、競艇予想のプロの視点で解説していく。
まず三連単とは、1着・2着・3着を着順通りに当てなければならない舟券である。
たった6艇で争われる競艇においても、三連単の組み合わせ数は120通り。たとえば「1→2→3」は的中でも、「1→3→2」ではハズレ。この”順番通り”という条件が、三連単の的中難易度を一気に上げている。
下記のリストは、競艇における主な券種とその的中難易度を比較したものだ。
【各券種の概要と難易度比較】
- 単勝(1着を当てる):6通り/的中率 約16.7%
- 2連単(1→2着を順に当てる):30通り/的中率 約3.3%
- 3連単(1→2→3着を順に当てる):120通り/的中率 約0.8%
このように、三連単は最も当てづらい券種であると同時に、 そのぶん配当が跳ねやすく1撃の破壊力が段違いなのも事実だ。
実際、万舟(10,000円以上の配当)の多くは三連単から生まれており、 高配当を狙うなら絶対に避けては通れない券種でもある。
しかし、だからといって無闇に三連単を買い続ければ勝てるわけではない。 的中率の低さゆえに「当たらない期間=資金が減る期間」が非常に長くなりがちだ。
難しいからこそ、攻略しがいがある。それが三連単の最大の魅力でもある。
なぜ三連単は稼げるのか?他の券種との違い
このパートでは三連単が「なぜ稼げるのか」という核心に迫る。他の券種と比較しながら、三連単が持つ独自のメリットとプロが三連単を重視する理由について解説していく。
まず、競艇にはさまざまな券種が存在するが、その中でも高配当を狙いやすいのが三連単であることは間違いない。
以下の比較表は、主要券種ごとの的中率と平均配当の目安を示したものである。
【券種ごとの的中率と平均配当】
券種 | 的中率(目安) | 平均配当(目安) |
---|---|---|
単勝 | 約16.7% | 約150〜300円 |
2連単 | 約3.3% | 約800〜1,500円 |
3連複 | 約5.0% | 約1,000〜2,000円 |
3連単 | 約0.8% | 5,000円〜数十万円 |
このように、三連単は的中率こそ低いが、 一撃の見返りが圧倒的に大きい。 つまり「当たったときのリターンが段違い」なのである。
さらに、三連単には点数と配当のバランスを調整する自由度がある。 たとえば「1-2-3」などの人気決着は堅いが配当が低く、 「4-5-6」などの穴決着は難易度が高いが万舟も夢ではない。 この買い目の選び方次第で戦略が大きく変わるのが、 三連単が稼げる券種としてプロに選ばれる理由の一つだ。
また、プロ視点で見逃せないのが、 オッズの偏りを逆手に取れる点だ。 人気選手・人気コースに偏ったオッズは、 逆に言えば「過小評価された穴」のチャンスでもある。 情報と展開を読む力さえあれば、過剰人気に乗らず高配当を拾えるのが三連単の妙だ。
まとめると、三連単は・・・
- 高配当を狙える券種である
- 買い目の戦略性が高く、自由度がある
- オッズの偏りを活かせるプロ向きの券種でもある
という3つの特性を持っている。
この「勝てるポテンシャル」を最大限に活かすためには、次章から解説する“必勝法”が必要になる。
競艇三連単必勝法|プロが教える4つの戦略
このパートでは、競艇予想のプロである筆者が、三連単で勝ちやすくなるために実践している 4つの具体的な必勝戦略を解説していく。 どれも再現性が高く、競艇初心者〜中級者でもすぐに取り入れられる内容だ。
順を追ってそれぞれの戦略を見ていこう。
戦略①イン逃げ鉄板パターンで堅実に当てる
この戦略では、1号艇が逃げて1着になる「イン逃げパターン」に注目する。インコースが強い競艇の特性を活かし、堅実な的中を積み重ねていくスタイルだ。
特に下記のようなレース条件では、イン逃げが決まりやすい。
【イン逃げが決まりやすい条件】
- インコースの1号艇がA1ランクなどの実力者
- スタート展示で1コースからのSタイミングが好調
- 競艇場が「イン有利」の傾向(例:大村、徳山、芦屋など)
- 無風~向かい風で波が穏やかな水面状況
このような条件が揃っている場合、1着に1号艇を固定したフォーメーションや流しが有効だ。
たとえば、
- 1着:1号艇
- 2・3着:2・3・4号艇
という形で「1→2→3」「1→3→2」「1→4→2」などを買うことで、的中率を高めつつ、そこそこの配当を拾っていける。
【プロのアドバイス】
- オッズが割れすぎていないかは必ず確認すること。
→人気決着はトリガミの可能性が高いため、オッズに応じて買い目を調整する柔軟さも必要。 - 2着・3着には「S遅れしにくい選手」や「コース取りの巧い選手」を選定することで精度が上がる。
このイン逃げ戦略は、配当面では爆発力に欠けるが、的中の安定感が抜群で、資金を増やす起点に向いている。
「三連単は夢があるけど当たらない」という人こそ、まずはこの鉄板パターンから実践していくべきだ。
「まずは当てることを重視したい」という方には、三連単以外の券種を含めた当たりやすい買い方の戦略まとめもチェックしてほしい。
戦略②中穴・大穴BOXで高配当を狙う買い方
この戦略では、1号艇をあえて外す、もしくは3着までに置かない「穴狙いBOX」を活用し、 高配当・万舟を狙い撃つ戦略を紹介する。
三連単の魅力はやはり「高配当」にある。 その醍醐味を味わうには、人気の艇を外す勇気と、的中率とのバランスを取る知識が必要だ。
まずは、穴狙いに適した「BOX買い」の特徴を理解しよう。
【BOX買いとは何か?】
- 選んだ複数の艇がどの順番で着ても的中となる買い方
- 組み合わせの順序を問わないため、展開が読みづらいレースで有効
- 高配当狙いにおいては、人気薄を含めたBOX構成が基本戦略
たとえば「2・3・4」の3艇ボックスを組めば、以下の6通りを同時に購入できる。
- 2→3→4
- 2→4→3
- 3→2→4
- 3→4→2
- 4→2→3
- 4→3→2
このようにBOXは点数がやや多くなるが、順番を気にせず全パターンを網羅できる安心感がある。
ではどんな時に中穴・大穴BOXが効果的か?
以下のようなレースが狙い目だ。
【中穴・大穴BOXが有効なパターン】
- 1号艇の信頼度が低い(B級・成績不振・スタート難あり)
- コース取りが乱れやすい番組(前付けや進入争いあり)
- 地元・モーター好調な外枠選手がいる
- 荒天・風向きなどで展開が読みづらい水面状況
たとえば「3・4・5ボックス」や「4・5・6ボックス」といった、アウト艇中心のBOXは人気が割れやすく、1点あたりの期待値が跳ね上がる。
【プロのアドバイス】
- BOX点数は3艇=6点、4艇=24点、5艇=60点と急増する
→狙いすぎると投資がかさむので、原則は3艇BOXを推奨 - 1号艇を含むBOXは「中穴」狙い、含めない場合は「大穴」狙いと意識を分ける
- BOXの中に「一発ある選手」を1人以上組み込むと跳ねやすい
この戦略は、的中率は落ちるが、1本当たれば収支を大きく改善できる。
つまり「当たらないが、当たればデカい」を許容できる中〜上級者向けの狙い方だ。
三連単の配当の本質を体感するには、この穴狙いBOXこそ最も効率的な手段と言える。
ボックス買いの基本や点数ごとの配当期待値などは、ボックス買い完全攻略ガイドでさらに詳しく解説している。
戦略③プロ予想やデータを活かしたフォーメーション構築
この戦略では、「プロの予想」や「過去データ」を根拠にした買い目構成を行う再現性の高いフォーメーション買いの考え方を解説する。
三連単の難しさは「順番通りに当てること」だ。そのためには、どの艇が1着・2着・3着に来やすいかを論理的に組み立てる必要がある。ここで有効になるのが、予想の軸となる情報を元にしたフォーメーション戦略である。
【フォーメーション買いとは?】
- 1着・2着・3着の各着順に異なる艇を指定して組む買い方
- 点数を調整しやすく、無駄打ちが減るため資金効率が良い
- 展開予想や選手の能力差が明確なときに特に有効
たとえば、
- 1着:1号艇(A1選手・イン逃げ想定)
- 2着:2号艇、4号艇(差し・まくり候補)
- 3着:3号艇、5号艇、6号艇(展開残り)
というように分けて買うと、2×3=6点に絞りつつ、ある程度の波乱にも対応できる。
ここで活用すべき情報源が以下の2つだ。
【活用すべき予想・データの例】
- 信頼できる競艇予想サイトやAI予想(例:本命◎・対抗○・穴▲)
- 過去の出目・決まり手の傾向(競艇場・コース別データなど)
予想サイトでは、「◎本命1号艇/○対抗2号艇/▲穴5号艇」といった形で予想印が出されることが多い。この印をもとに、
- ◎→○→▲
- ◎→▲→○
- ◎→○→△(3着広め)
といった“本命軸+相手流し”の王道構成が使える。
また、出目データの例としては次のような情報がある。
【出目データで狙えるパターン例】
コース | 1着率 | 傾向 |
---|---|---|
1号艇 | 約50% | イン有利な競艇場多い |
4号艇 | 約15% | まくり・まくり差し多発 |
5号艇 | 約7% | 展開突きが多い |
このようなデータを踏まえれば、 「1→4→5」や「1→5→4」といった決着は意外に頻出し、 配当的にも旨みがある。
【プロのアドバイス】
- 予想印だけを鵜呑みにせず、展示や直前気配も併せて判断する
- 同じ競艇場・条件での過去5走を見て“傾向”を掴むと制度が上がる
- 相手流しは3着に人気薄を入れることでオッズバランスが良くなる
フォーメーション構築は「知識×予測」を形にする作業だ。 しっかり情報を読み解けば、“勘”に頼らず理詰めで当てる三連単”が可能になる。
フォーメーション買いをさらに深く学びたい方は、点数別の構築例や勝ちパターンを紹介したこちらの記事も参考になるはずだ。
戦略④勝つための買い目点数と資金配分の最適解
この戦略では、三連単で勝ちを安定させるために欠かせない「買い目点数の最適化」と「資金配分の工夫」について解説する。
三連単の組み合わせは最大で120通り。 適当に買い続ければ、すぐに資金は底をつく。だからこそ、点数を絞りつつも“当てにいける構成”を組むことが勝負の分かれ目になる。
【点数を絞る3つの基本ルール】
- 1着は信頼できる選手に絞る(イン・地元)
- 2着・3着は展開やモーターで狙える艇のみを選定する
- 最大でも10点以内を基本とし、それ以上は“勝負レース”に限定する
点数を絞れば当然的中率は下がるが、1点あたりの回収期待値は高くなる。一方で点数を増やしすぎると、的中してもオッズが割れ、「トリガミ(元割れ)」になりやすい。
次に、資金配分の考え方を見てみよう。
【資金配分の基本アプローチ】
- 全買い目を均等金額で購入(初心者向き)
- オッズに応じて配分を変える“オッズバランス型”
→本命決着は厚め、穴決着は薄めに買う - “的中すれば全体でプラス”になるよう逆算して配分
例:10点購入、予算2,000円 → 平均200円ずつよりも、
- 本命想定:400円×3点
- 穴想定:100円×7点
など、リターンに応じてバランスを取ることが有効。
【プロのアドバイス】
- 点数は“当てるため”ではなく“利益を出すため”に設計すること
- 買いすぎる人ほど負け続ける傾向がある。自分で「絞る決断」ができることが重要
- 資金配分を徹底すれば、1レースでも収支トントン以上が現実になる
この戦略は地味だが、長期的に勝ち続けるための“土台”である。
どれだけ良い展開を予想できても、点数と資金の管理が甘ければ勝ちは続かない。逆に言えば、この部分を徹底できる人こそ、三連単で勝ち組に近づけるのだ。
なお、資金を守りながらコツコツ勝ちを積み上げたい方には、こちらの記事で紹介している戦略も役立つ。
三連単で勝つために知っておくべき注意点
このパートでは、三連単で勝つために“戦略以前に知っておくべき重要な注意点”を解説する。 買い目や予想の精度以前に、こうした落とし穴を回避するだけで収支は大きく改善する。
注意点①勝てるレースを選ぶ
三連単に限らず、競艇で勝つには「勝ちやすいレースを選ぶ」ことが絶対条件だ。 たとえば以下のようなレースは、プロ視点でも“見”に回すか、舟券の買い方を大きく調整する。
【避けた方が良いレース例】
- モーター性能が拮抗している
- 天候が不安定で展示タイムがバラバラ
- 実力・戦績が近い選手ばかり
- 進入が乱れる可能性が高い
一方で、勝てるレースの特徴は次の通り。
【勝ちやすいレース例】
- A1級選手のイン戦(鉄板展開)
- 展示・直前気配がはっきり良い選手がいる
- 他の選手がスタートに不安を抱えている
レースの“質”を見極める目が、最終的な勝率を左右する。必ず「勝てる条件が揃っているか」を判断してから買い目を決めよう。
注意点②トリガミと連敗リスクの管理
どれだけ理論的に買い目を組んでも、三連単は外れることも多い。 だからこそ、トリガミ(当たっても負ける)や連敗による資金損失をどう防ぐかが重要になる。
【トリガミを防ぐためのポイント】
- オッズを必ずチェックしてから買う
- 資金配分で“本命薄利、穴厚め”を意識する
- 的中時に利益が出る点数構成になっているか事前に検算する
【連敗対策の基本】
- 1レースごとに掛け金の上限を決める(例:1,000円)
- 外れたレースの分析を行い、次に活かす
- 勝率よりも回収率に着目するマインドを持つ
三連単は一撃の破壊力がある反面、“連敗との付き合い方”が収支を左右する最大のカギになる。勝ち組は「勝ち方」だけでなく、「負け方」も心得ている。
注意点③他の券種と併用する柔軟さも必要
三連単は最も配当が高い券種だが、常に三連単に固執するのは逆効果になることもある。 展開が読みにくいとき、安定した収支を狙いたいときなどは、以下のような柔軟性も重要だ。
【状況に応じた券種併用の例】
- 展開が読みにくい→三連複で広くカバー
- イン逃げ濃厚→2連単で点数を絞る
- 中穴狙い→拡連複(ワイド)で安全に狙う
特に資金が限られている場合、リスク分散としての券種使い分けは有効だ。 三連単は「勝負するタイミング」と「他券種と使い分けるバランス感覚」の両方が求められる。
まとめ|三連単必勝法で競艇勝者の仲間入りを
この記事では、三連単という最も難しく最も夢のある舟券を攻略するために、 競艇予想のプロ視点から実践的な4つの必勝戦略と注意点を解説してきた。
もう一度戦略をおさらいしておこう。
【三連単で勝つための4つの必勝戦略】
- イン逃げ鉄板パターンで堅実に当てる
- 中穴・大穴BOXで高配当を狙う
- プロ予想やデータを活かしたフォーメーション構築
- 買い目点数と資金配分を最適化して収支安定を図る
これらの戦略に共通するのは、 “感覚ではなく論理とデータに基づいて買い目を組み立てる”という姿勢だ。
三連単は確かに当てるのが難しい。 だが、だからこそ正しい理論を持って取り組めば、他の舟券よりもリターンが大きい。
さらに、注意点として以下のポイントも押さえておく必要がある。
- 勝てるレースを選ぶ目を持つこと
- トリガミや連敗を避ける資金管理力をつけること
- 他の券種との併用で柔軟な戦略を取ること
これらを踏まえれば、三連単は決して“ギャンブル性の高い不安定な買い方”ではなく、「再現性のある収益モデル」へと進化させることが可能だ。
データを活用してさらに勝率を高めたい人は、こちらの勝率アップ戦略記事も必読だ。
最後に、競艇は一朝一夕で勝ち続けられるものではない。 だが、この記事で紹介した戦略を実践し、経験を積み重ねていけば、 きっとあなたも“勝ち組の舟券術”を手にすることができる。
三連単必勝法を武器に、安定して勝てる競艇ライフを築いていこう。