「競艇で勝ちたい」と思って舟券を買っているのに、なぜかトータルでは負けてしまう。
これは競艇ファンの誰しもが一度は通る悩みだ。実際、的中はしていても回収率が伸びず、気づけばマイナス収支……というケースは珍しくない。
では、どうすれば勝率を上げて収支を安定させることができるのか?
本記事では、「的中率」ではなく「回収率」を軸に、競艇で勝率をアップさせるための実践的な戦略をデータ活用を交えて徹底解説する。初心者でも実践できる手法から、プロ目線の考え方まで網羅しているので、どんなレベルの読者にも役立つはずだ。
これまで何となくで舟券を買っていた人は、競艇で勝ち組になるためのヒントが詰まっているのでぜひ最後まで読んでほしい。

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競艇で勝率を上げるには?まず押さえるべき基本
このパートでは、競艇で勝率アップを目指すなら「そもそも競艇がどういう競技なのか」「なぜ当てやすいと言われているのか」、そして「それでもなぜ負けてしまうのか」という基本的な構造と背景について整理していく。
ここを理解せずにやみくもに舟券を買っていても、回収率が安定することはない。まずは勝てる人の土台となる“正しい考え方”をインストールしよう。
なぜ競艇は「当てやすい」と言われるのか?
競艇は1レースあたりの出走数が6艇に限定されており、これは他の公営競技と比べて明確に的中率が高くなる要因となる。
実際に、他ギャンブルとの出走数を比較すると次の通りだ。
競技名 | 出走数の目安 | 的中率(理論値) |
---|---|---|
競艇 | 6艇 | 約16.6%(3連単) |
競馬 | 10〜18頭 | 約0.5%〜1.3% |
競輪 | 7〜9車 | 約2.8%〜5.9% |
このように、競艇は他競技よりも理論的に当てやすい構造になっている。
また、1号艇(インコース)が有利であるというルール特性も、的中率を高める要素の一つだ。特にイン逃げが決まりやすい競艇場では、展開予想が比較的しやすく、堅いレースを狙えば初心者でも当てやすい。
しかし、「当てやすさ=勝ちやすさ」ではないという点を誤解している人が非常に多い。ここが競艇で負け続ける最大の原因でもある。
「当てやすさ」と「勝てること」は違う
競艇で「当たる」ことと「勝つ」ことは、似ているようで本質的にはまったく異なる。
例えば、1レースで3連単を的中させたとしてもそれがオッズ1.8倍の舟券で、投資金額のほうが大きければトータルでは負けになる。これを「トリガミ」と呼ぶ。
この現象は、特に初心者や勘に頼って舟券を買っている人に多い。とにかく的中させたい一心で人気どころばかりを選び、結果として回収率が伸びないというパターンだ。
つまり、競艇において「勝率アップ=回収率を上げること」と定義すべきであり、単に当てる回数を増やすことではない。
勝つためには以下のような考え方が必要だ。
- 的中率ではなく、トータルで利益が出るかどうかに注目する
- オッズの低い本命舟券だけでなく、リスクとリターンのバランスを意識する
- 勝てる可能性の高いレースを見極めて、買わない判断もできるようにする
このように、勝ち組になるには「当てる数」を追うのではなく、収支をプラスにする思考と戦略が不可欠だ。
競艇で勝率をアップさせる3つの鉄則
次に競艇で勝率(=回収率)を本気で上げていくために必要な、「考え方・判断・買い方」の3つの鉄則について体系的に解説していく。
どれか一つだけでは効果が薄いが、3つすべてを押さえて実践すれば的中率と回収率のバランスが劇的に改善される。
初心者から中級者まで実践可能な内容なので、ここからは“舟券の精度を高める技術”として一つずつ身につけていこう。
鉄則①:的中率よりも回収率を意識する
競艇における「的中率重視」から「回収率重視」への発想転換について解説する。
競艇の世界では、的中率を追い求めるあまり結果的に収支がマイナスになるケースが多発している。「いくら当てても儲からない」、それでは意味がない。
では、なぜ的中率ではなく回収率を重視すべきなのか?以下の表にて、同じ的中率でも舟券の内容によって収支がどう変わるかを示す。
【的中率とオッズ別の収支シミュレーション(10レース買った場合)】
的中率 | 平均オッズ | 投資額(1点×10レース) | 回収額 | 収支 |
---|---|---|---|---|
70% | 1.5倍 | 1,000円×10=10,000円 | 1,050円×7=7,350円 | −2,650円 |
40% | 3.0倍 | 1,000円×10=10,000円 | 3,000円×4=12,000円 | +2,000円 |
20% | 6.0倍 | 1,000円×10=10,000円 | 6,000円×2=12,000円 | +2,000円 |
このように、的中率が低くても高配当を狙えばプラス収支は実現可能であることがわかる。
逆に、的中率が高くても、人気サイドばかり狙っていてはトリガミの連続でジリ貧になる。
つまり、舟券戦略においては「何回当てたか」ではなく、「どれだけ回収できたか」こそが勝率アップの本質である。
ここを理解していない限り、どれだけ予想を工夫しても安定して勝ち続けることはできない。
鉄則②:レースは選んで買うのが勝ち組の流儀
ここでは、競艇で勝率をアップさせる上で最も重要な「レースの選別」について解説する。
多くの人がやりがちなのが「全レース買う」スタイル。しかし、これは非常に危険で、的中率も回収率も落ちやすくなる。
なぜなら、競艇はレースごとに
- 展開
- 出走メンバーの実力差
- モーター性能
- 天候・水面状況
などが異なり、「当てやすいレース」と「読みにくいレース」ではまったく勝率が異なるからだ。
そこで有効なのが、自分が予想しやすい条件のレースだけに絞ることである。
以下のリストは、勝率アップを狙いやすいレースの条件だ。
- 1号艇がA1級・地元選手・イン勝率が高い
- モーター2連率が抜けて良い選手がいる
- 進入が枠なり濃厚で展開が読みやすい
- 人気の盲点になっている選手が見える
- 強風や波高などの悪条件がない
これらの要素がそろっているレースは、展開の予測精度が高まり、買い目を絞っても的中させやすい。
逆に、以下のようなレースは避けるのが無難だ。
- 進入が乱れそう(前付け濃厚)
- 全体的に実力拮抗で軸が不明
- モーター性能が読みづらい
- 風速3m以上、波高高め
- 1号艇がF持ち、近況不振
こういったレースは、荒れる可能性が高く予想精度が落ちるため、回収率が安定しにくい。
つまり、「買うべきレースを選ぶ目」がある人ほど、自然と勝率が高くなるというわけだ。
競艇は「見」の判断も重要な戦略。毎回勝負するのではなく、「勝てると判断できるレース」だけに資金を集中することが長期的に収支を安定させる秘訣である。
的中率を高める買い方や、初心者でも当てやすい券種戦略については競艇で当たりやすい買い方を徹底解説の記事でより詳しく紹介している。
鉄則③:買い目は絞るのが正解
ここでは、勝率アップと密接に関係する「買い目の絞り方」について解説する。
初心者ほどやりがちなのが「できるだけ当てたいから全部押さえる」という買い方。しかし、それは的中率を高めても回収率を大きく下げる危険な戦略だ。
例えば、3連単の全通りは6艇立てで120通り。そのすべてを買えば的中はするかもしれないが、回収率は確実にマイナスになる。
つまり、勝つためには“当てるための点数”ではなく“利益を残すための点数”を意識する必要がある。
以下に、3連単舟券における点数と回収率の関係性を整理した。
【買い目点数と回収率の関係(例:3連単・1点1,000円で購入)】
買い目点数 | 的中時の必要オッズ | 期待される収支ライン |
---|---|---|
3点 | 3.3倍以上 | 利益出しやすい |
5点 | 5.0倍以上 | 効率バランス◎ |
10点 | 10倍以上 | トリガミ回避ギリギリ |
20点 | 20倍以上 | 難易度高・不向き |
このように、買い目が多くなるほど求められる的中時オッズも高くなり、リスクが増す。
だからこそ、回収率を意識するなら3〜5点程度に絞った舟券構成が最もバランスが良いと言える。
では、どうやって点数を絞るのか?おすすめは以下のパターンだ。
- 軸1艇流し(1着固定):1号艇やA1選手を1着に固定して相手を2〜3艇に限定
- フォーメーション買い:展開を想定して1→2→3、1→3→2のような決まり手を2〜3通りだけ押さえる
- 3艇BOX(計6点):好調選手が3人いた場合に順不同でカバー
これらの方法を使えば、無駄な買い目を減らしつつ展開に対応した舟券が組める。
重要なのは、買い目を減らすことで「1点にかける金額を増やせる」=的中時の回収も大きくなるという点。
広く浅くよりも、狭く深く。
それが、競艇で勝ち続けるための舟券構築術なのだ。
なお、少点数で効率的に狙いたい人には、競艇ボックス必勝法|回収率を上げる実践理論の記事もおすすめだ。高配当狙いに対応した実践型のBOX戦略を紹介している。
データを活かした勝率アップ術【実践編】
ここからは、これまでに学んだ「回収率重視の考え方」「買うレースの選別」「買い目の絞り方」を、実際のレースでどう活かしていくか?データに基づいた実践的な予想手法を解説していく。
競艇予想で勝ち組になるには、「感覚」や「勘」ではなく、数字・傾向・統計に裏付けられた判断基準を持つことが重要だ。
このパートでは、初心者でもすぐに使えるデータ分析の視点を、5つの具体的なアプローチに分けて紹介する。
以下の内容を押さえれば、勝率・回収率ともに安定した舟券戦略が構築できるようになるはずだ。
- 出走表から読み解く「選手の実力」
- モーター・ボートの性能差を見極める
- 競艇場ごとの傾向をデータで把握する
- 天候・風速といった外的要因を読む
- オッズと期待値をセットで考える
順を追って解説していこう。
出走表から読み解く「選手の実力」
競艇で予想を立てるうえで、最も基本となるのが選手データの分析である。出走表には、以下のような有益な情報が詰まっている。
このリストは、出走表で注目すべき主な選手データとその意味をまとめたものだ。
- 級別(A1・A2・B1・B2):A1選手は基本的に実力上位で信頼度が高い
- 全国勝率:すべてのレースでの平均成績。総合力を見る指標
- 当地勝率:その競艇場での勝率。水面との相性を見る上で重要
- コース別成績:何コースからどれだけ1着・2着を取っているか
- 事故率・フライング歴:スタートが消極的になりやすい要因
特に「全国勝率+当地勝率+枠番実績」の3点セットは、信頼できる軸選手を見極める際のベースとなる。
以下はその組み合わせによって評価を下す目安表だ。
条件 | 評価 | 理由 |
---|---|---|
全国勝率6.50以上/当地6.00以上/1〜3コース | ◎ | 安定して軸にできるエース級 |
全国勝率6.00前後/当地5.50以上/4〜5コース | ◯ | 展開次第で好走可能な中堅上位 |
全国勝率5.00未満/当地勝率不明/6コース | △ | 軸には不安。穴狙い向け |
このようにデータを組み合わせて考えることで、「何となく強そう」ではなく、根拠を持った選手評価が可能になる。
また、級別だけでなく「コースごとの勝率」や「前走の内容」も合わせて判断すると、より精度の高い予想につながる。
データを正しく読み解くことは競艇予想の出発点であり、勝率アップの第一歩でもある。
選手データの基本的な読み方や見極めポイントについては、競艇予想の基本|初心者が知るべき5つのポイントでも詳しく解説しているので、あわせて参考にしてほしい。
モーター・ボートの性能差を見極める
競艇では、同じ選手でもモーターやボートの性能によって着順が大きく左右される。
特にモーターは、レースを重ねるごとに調整や回転数に違いが出るため、開催ごとに当たり外れが存在するパーツだと考えてよい。
その中でも注目すべき指標が「モーター2連対率」である。
以下に、モーター性能を評価するためにチェックすべきデータをリストアップする。
- モーター2連対率:そのモーターを使用した選手が2着以内に入った割合。目安は40%以上で好調モーター。
- 展示タイム(伸び足):直前展示での直線タイム。出足より伸びるタイプかどうかがわかる。
- 勝率と実績のギャップ:A1選手でもモーター勝率が著しく低ければ軽視対象に。
- 部品交換歴:ギアケースやピストンなどの交換情報は性能不安のサイン。
これらの要素を掛け合わせることで、「選手の実力×モーターの仕上がり」=本当の狙い目が見えてくる。
たとえば、こんな見方ができる。
モーター2連率 | 展示タイム | 評価例 |
---|---|---|
45%以上 | トップタイム | ◎:機力絶好で信頼高い |
30〜40% | 中位 | ◯:実力次第で好走可能 |
20%以下 | 最下位付近 | △:舟券圏外の可能性高 |
特に開催終盤ではモーター評価が固まってくるため、節間データを蓄積しての判断がより有効になる。
選手の実力と同等以上に、「今走るエンジンの状態」を見抜けるかどうかが勝率アップの鍵を握っている。
競艇場ごとの傾向をデータで把握する
ここでは、競艇場によって異なるコース傾向や決まり手の傾向を読み解く方法を紹介する。
同じ1号艇でも、勝ちやすい水面とそうでない水面がある。
競艇場は全国に24場存在するが、その立地条件(水面の広さ・潮の有無・風の影響など)により、インコース有利かどうかが大きく変わる。
以下は、「1コースの1着率」上位の競艇場と、下位の荒れやすい競艇場の比較表である。
競艇場名 | 1コース1着率 | 傾向 |
---|---|---|
大村 | 約68% | イン天国。鉄板級レース多い |
徳山 | 約65% | イン強め、水面穏やか |
鳴門 | 約62% | 潮流あるが基本イン有利 |
戸田 | 約49% | 全国屈指の難水面。波乱多い |
江戸川 | 約45% | 風・うねりの影響大。外枠注意 |
このように、競艇場によって「イン有利かどうか」が大きく異なるため、勝率アップには場ごとの傾向把握が必須となる。
また、時間帯・季節によっても傾向が変化するため、
- ナイター場(例:下関、丸亀など)ではイン逃げが通用しやすい
- 夏場の昼開催(例:蒲郡など)では追い風が強く、差しが決まりやすい
といった条件付きのデータを押さえておくと、展開予想の制度が一段と高まる。
特に初心者がやりがちなのが、「全国どこでも1号艇=信頼できる」と思い込んでしまうことだが、競艇場の特徴を無視した予想は勝率を不安定にする大きな要因となる。
したがって、舟券を買う前に「この水面はイン有利なのか?」「この季節はどんな決まり手が多いのか?」を確認するクセをつけることが、長期的な収支改善につながる。
天候・風速といった外的要因を読む
次に、競艇予想における「天候・風」の影響の読み方と、それを勝率アップにどう繋げるかを解説する。
競艇は屋外競技である以上、風向きや風速、波高などの外的要因が着順や決まり手に大きく影響する。
特に風はスタートやターンに直結する要素であり、数値として可視化されているデータをどう読み解くかが勝負を分ける鍵になる。
以下は、風と決まり手の関係性を示した代表的な傾向である。
条件 | 影響 | 勝率が上がるコース |
---|---|---|
無風〜微風(0〜1m) | 通常展開 | イン逃げ有利(1コース) |
追い風2〜5m | スタート伸びるがターン流れやすい | 差し・2〜3コース |
向かい風2〜5m | 握って回れる展開に | まくり・4〜5コース |
横風3m以上 | 安定板装着の可能性あり | 波乱含み(外枠警戒) |
これらの傾向はすべて「ボートレースオフィシャルサイト」や「レース直前情報」から取得可能なデータである。
特に、「風速が3mを超えるかどうか」は一つの境界線として考えてよい。
また、雨や曇天で視界が悪化する日は選手のスタート勘も鈍る傾向にあり、F持ち(フライング経験あり)選手のスタート遅れ→展開崩れ→穴決着が起こりやすい。
つまり、天候・風を読むことは「堅く当てるか」「波乱を狙うか」の判断軸となる。
最後にまとめると・・・
- 1コース信頼=風速1〜2mまで
- 差し展開=追い風2〜3m時の2・3コース
- まくり=向かい風3〜4m以上、4〜5コース
- 強風・波高・横風=基本見送りまたは穴狙いに徹する
天候と風速を舟券判断に組み込めるようになると、精度の高いレース選び・買い目構成が可能になる。
オッズと期待値をセットで考える
このパートでは、「当てる舟券」から「儲かる舟券」へと意識を切り替えるためのオッズと期待値の見方を解説する。
勝率を上げるには的中数だけを追えばいいというものではなく、オッズ(配当)と当たる確率(期待値)のバランスを取ることが重要である。
まず、期待値とは以下の式で求められる。
期待値(E)=オッズ × 的中確率
この数値が1.0を上回れば、理論上はプラス収支になる可能性がある。
以下に、簡単な期待値評価の例を示す。
オッズ | 的中率(予想) | 期待値 | 判断基準 |
---|---|---|---|
2.0 | 60% | 1.20 | ◎:狙うべき買い目 |
5.0 | 20% | 1.00 | ◯:条件付きで検討可 |
3.0 | 20% | 0.60 | △:期待値割れ・非推奨 |
20.0 | 3% | 0.60 | △:穴狙いの趣味打ちレベル |
高オッズ=高期待値ではないことがこの表からも分かるはずだ。
重要なのは、「的中する確率」と「そのときの配当」をセットで評価すること。
競艇ではイン逃げ決着など人気決着の舟券は的中率が高いが、その分オッズが低く、買い目点数が多いとトリガミになりやすい。
一方で中穴・穴狙いは当たれば高配当だが的中率が低く、期待値としては低いケースが多い。
そこで意識すべきは、
- 自分の舟券に期待値1.0以上の根拠があるか?
- オッズを見て、買いすぎていないか?
- 人気薄でも選手・モーター・枠番の条件が整っていればチャンスか?
という視点だ。
また、締切直前のオッズ変動=プロの動きを見ることで、期待値のある買い目に気づけることもある。
オッズを「見るだけでなく、判断に活かす」。
これができるようになれば、的中率だけにとらわれず収支改善に直結する舟券が選べるようになる。
実際に勝率アップしたデータ予想の検証結果
ここでは、これまで紹介してきた「回収率重視の考え方」「データ分析の手法」を用いて、実際に勝率を改善できた検証例を紹介する。
実践結果①:モーターと展示タイム重視で的中率アップ
ある開催で、筆者はモーター2連率40%以上かつ展示タイム最上位の選手を軸に3レースを選定。
結果は次の通り。
レース | 軸選手 | オッズ | 購入点数 | 結果 | 回収率 |
---|---|---|---|---|---|
1R | 1号艇・A1・展示1位 | 4.8倍 | 3点 | 的中 | 160% |
5R | 2号艇・モーター41% | 6.2倍 | 4点 | 的中 | 155% |
9R | 3号艇・展示2位 | 10.5倍 | 5点 | 不的中 | 0% |
トータル回収率は約105%と、プラス収支を達成した。
この検証で改めて実感したのは、
- 展示タイム+モーター2連率の精査は、再現性が高い
- 買い目を絞ることで、1点あたりの利益が増す
という点だった。
実践結果②:荒れ水面を避けて安定収支を維持
別開催では戸田・江戸川といった荒れやすい競艇場を避け、大村・徳山・丸亀を中心に舟券を購入。
1号艇の信頼度が高く、進入も枠なりが多いため、堅めの予想で安定収支を確保できた。
- 的中率:58%
- 平均オッズ:3.6倍
- トリガミ率:10%未満
- トータル回収率:118%
このように、競艇場の選別と展開予測の精度を高めるだけでも、勝率アップは十分に実現可能だと証明された。
まとめ:競艇はデータ予想で勝率が劇的に上がる
本記事では「競艇の勝率アップ」をテーマに、的中率ではなく回収率を軸とした戦略を一貫して解説してきた。
ここで一度、重要なポイントを振り返っておこう。
【勝率アップのために押さえるべき5つの鉄則】
- 「当てやすさ=勝ちやすさ」ではない
- 的中率よりも回収率を優先する考え方にシフト
- 買うべきレース・買わないレースを明確に選別する
- 買い目は3〜5点に絞って利益を出せる構成に
- データ(選手・モーター・風・競艇場)を多角的に分析する
この5点を守るだけでも、競艇の予想精度と収支の安定性は大きく向上する。
さらに、
- オッズと期待値を活用して“儲かる舟券”を見極める
- 実際にデータ予想で勝率を改善した再現可能な検証例
これらの情報も紹介したことで、単なる理論ではなく「使えるノウハウ」として本記事の価値が高まったはずだ。
実際に勝っている人はどういう買い方をしているのか気になる場合は、競艇予想が上手い人の稼ぎ方を徹底解説もあわせて読んでおくと、戦略の幅が広がるだろう。
競艇は、情報と戦略で差がつくギャンブルである。
運任せではなく、数字と事実を武器にすれば勝率も回収率も劇的に変わる。
この記事が、あなたの舟券戦略において確かな武器となることを願っている。