「A1の選手を軸にしたのに負けた…」
「選手の何を見て判断すればいいかわからない…」
競艇予想をする時に、こんなことを考えている方は多いかもしれません。
たしかに、階級が高い選手は一般的に勝つ確率も高いです。
ですが、A1の選手だからという理由だけで軸にしてしまうと、思わぬ展開で負けることも…。
予想をおこなう時は、選手の階級だけでなく勝率や特徴も考える必要があります。
今回は、そんな競艇選手の階級や特徴について徹底的に解説。
しっかりと選手の特性と向き合えば、競艇で安定した副収入を得られますよ！
さっそく、確認していきましょう。
階級によって給料が違う？ボートレーサーの年収は？
ボートレーサーの平均年収は約1800万円と他のプロスポーツに比べても高額で有名ですが、階級によっても年収が違うのを皆さんご存知でしょうか？
実はレースによっても賞金が変わってくるので、これからそちらをご紹介していきます。
まずは競艇の賞金について。
ボートレースのオフィシャルサイトから引用させてもらうと、優勝戦の賞金は
・一般戦が74万円以上
・G3が105万円以上
・G2が480万円
・G1,PG1が480万円〜1500万円
・SGは1700万円〜3900万円
となっています。
グレードレースへの出走条件は異なるため、どの階級のレーサーでも上記の賞金を手に入れるチャンスがある訳ではありません。
階級が高く、実力があるレーサーであればSGなどのレースに出走できますが、B級選手ではせいぜいG3止まりです。
賞金の他にも”日当”・”完走手当”・”出場手当”が支払われます。
これらの手当とレースの賞金がある事で、最低ランクのB2級選手であっても平均年収は約510万円です。
レースに勝てば、当然給料は増えるため低階級のレーサーであっても決して負けたくて負けている訳ではない事を理解しておきましょう。
見るべきは勝率と実績？競艇選手の階級の落とし穴
競艇選手は勝率や出走回数によって「A1」「A2」「B1」「B2」と4つの階級（ランク）に分けられています。
級によって出場できるレースや日数が増減するため、A1級以下の選手たちは昇格を目指して日々レースを戦っているんです。
級別は前期と後期に分かれており、毎年1月と6月の半年に1度、勝率を基に更新されます。
前期期間は5月1日から10月31日の成績でランク審査、翌年の1月1日から5月31日に新ランクが適用。
後期期間は11月1日から4月30日の成績でランク審査、その年の6月1日から12月31日に新ランクが適用。
ですが、ここに注意すべき点があるんです。
基本的に勝率でランクが変わるものの、規定回数出走できなかった選手や事故率の高い選手はB2級から再スタートとなってしまいます。
そのため、勝率はA1級なのにB2級で走るレーサーが生まれてしまうこともあるんです！
最強のB2？2019年前半の篠崎元志選手
SGを2回優勝した経験もある、篠崎元志選手。
福岡支部を代表するエースで、競艇界を代表するトッププレイヤーです。
2018年は怪我で長期欠場し、出走回数が足りずにA1級からB2級になりました。
ですが実力はトップクラスのため、歴代でも最強のB2級選手が誕生することに…。
たとえば、2019年1月23 日の一般戦スポーツニッポン杯。
前本泰和選手や三嶌誠司選手など、有名A1級選手が並びます。
そんな中、異彩を放つのがB2級の篠崎元志選手。
篠崎選手のことを知っていればもちろん警戒するでしょう。
ですが、知らない方は「B2級選手」と判断して、予想から切ってしまうかもしれません。
勝利とはいかなかったものの、抜群のコーナー裁きで結果は2位。
選手の強さに等級が関係ない例外があることを実力で証明してくれました。
篠崎選手は2019年の前半だけB2級選手だったものの、一般戦で勝利を重ねて半年間であっという間にA1級に復帰。
このように、稀にトップ選手でもB2級に落ちてしまうことがあるため、予想する時には注意が必要ですよ。
艇界最強レーサーも2022年にB2降格を経験！峰竜太選手
競艇を少し嗜んだ事がある方なら一度は名前を聞いた事があるであろう峰竜太選手。
2018年と2020年にはグランプリを制して賞金王に輝く程の実力者です。
そんな峰竜太選手でも2022年の1年間は出場停止などもあり、B1級としてレースに出場していました。
上記は峰選手がB1級時代の一般優勝戦。
A1級の選手たちが節間で舟券外になる事もあったのに対して、峰竜太選手は10走してオール連対の活躍。
これだけ圧倒的な成績を残していれば、例えB1級相手であったとしても予想から切る事は不可能。
峰選手を知ってる人からすればイン逃げに絞って予想するでしょうが、峰選手を知らない人だとB級選手だからという理由で逆転を考えるかもしれません。
先程紹介した篠崎元志選手の例はB2級でしたが、峰竜太選手のように階級はB1級でも実力は艇界を代表するトップレーサーな事があります。
B2級,B1級のレーサーが節間で圧倒的な成績を残している際は前期の成績を確認しておくのが良いでしょう。
選手によってさまざま？スタイルや走り方のクセ
現在、競艇選手は約1600人が在籍しています。
当然ですが、選手の個性やクセ・走り方などはさまざま。
全員とはいきませんが、有名選手の特徴を知っておくだけでも予想の的中率や収支は明らかに変わります。
収支を増やしたり、安定してお金を稼いだりするには必須と言っていいでしょう。
波乗り王子？荒れた水面を得意とする平本真之選手
江戸川競艇場など、どうしても構造上水面が荒れやすいコースがあります。
荒れた水面ではボートの挙動が不安定になり、トップ選手でも簡単に負けてしまうこともしばしば…。
事実、SGウィナーでもある毒島誠選手や桐生順平選手は江戸川での優勝歴ナシ。
平均STも他会場に比べて遅く、一流選手でも苦戦しているのがわかります。
ですが、そんな荒れた水面を得意とする選手がいます。
愛知支部のA1平本真之選手です。
「波乗り王子」の愛称で親しまれ、コンディションの悪い水面が得意なことで知られています。
たとえば、江戸川で開催された第40回報知新聞杯。
当日は雨も降っており、選手にとっては好ましくない状況。
平本選手は5号艇からのスタートで、1着は少々考えにくい番組編成ですよね。
しかし蓋を開けてみると、平本選手のまくり差しが見事に決まり、見事勝利しています。
結果は20,990円の万舟券で、平本選手の技が光るレースでした。
通常セオリー通りの賭け方なら負けていたかもしれませんが、平本選手の特徴を知っていれば万舟券が手に入ったんです。
このように、選手の得意技や水面との相性を知っていれば月に数十万円稼ぐのも現実味を帯びてきますよ！
競艇で勝つには本当の選手の実力を見極めろ！競艇予想サイトの利用も◎
ここまでお付き合いいただき、ありがとうございます。
競艇選手の階級や特徴について解説させていただきました。
今回ご紹介した平本真之選手以外にも、積極的に1枠を取りに行く江口晃生選手やコンパクトなターンが特徴の桐生順平選手など、特徴はさまざま。
すべて覚えるのは時間がかかりますが、有名選手だけでも勉強してみてもいいかもしれません。
ですが、そこまで労力を掛けるのには時間がかかりますよね。
そんな方は、舟券の購入に競艇予想サイトを使うのもいいかもしれません。
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