競艇の前付けは荒れる?深インなどから波乱条件を詳しく解説

競艇の前付けは荒れる?深インなどから波乱条件を詳しく解説

競艇で前付けが入ると、「これは荒れるかもしれない」と感じる人は多いです。

実際、外枠の選手が内を取りに動くことで進入が崩れ、深インやダッシュ勢の攻めが発生し、波乱につながる場面は少なくありません。

ただし、前付けがあるからといって、毎回高配当になるわけではないのも事実

重要なのは、進入変化そのものではなく、深くなったインがどれだけ不利になるか、そして外の攻め手にスタートや足の裏付けがあるかどうかです。

この記事では、競艇の前付けがなぜ荒れると言われるのかを整理。

深イン・進入変化・スタートの関係をもとに、波乱になりやすい条件と逆に堅く収まりやすい条件を分かりやすく解説します。

前付けとは何か

前付けとは、外枠の艇が内側のコースを取りに行く進入のことです。

ボートレースでは、枠なり進入なら内から1-2-3-4-5-6の並びになりますが、前付けが起こるとこの並びが崩れます。

公式の用語辞典でも、枠なり進入は「前づけするレーサーがなければ多い」と説明されており、逆に言えば前付けは枠なりを崩す行動です。

また、公式ガイドでは、ピットアウトの気配が良い選手はイン寄りのコースに入りやすく、たとえ展示で内に入れなくても本番でインを狙うことがあると説明されています。

つまり前付けは、単なる偶然ではなく、ピット離れ・出足・コース取りの意志が噛み合って起こる戦術です。

前付けの基本パターンを以下にまとめました。

パターン 内容 何が起こるか
2コース前付け 外枠の艇が2コースまで入る 1が少し深くなる
3コース前付け 外から3コースまで取りに行く スロー勢全体が深くなる
深イン化 1コースが通常より起こしを早める インが助走不足になる
123/345型の崩れ スロー・ダッシュの隊形が変わる カド位置や攻め筋が変化する
枠主張との競り合い 内枠が前付けを拒む 進入争いが長引きやすい

前付けのパターンはいくつかありますが、それを知っておくだけでもレースの見方が変わるでしょう。

上記で紹介した内容が基本的に多いので、参考にしてみてください。

前付けで荒れると言われる理由

前付けが荒れると言われる最大の理由は、1コースの優位がそのままではなくなるからです。

公式用語辞典では、深インは「前づけ艇などの影響でインの艇が早めにスタート方向へ舳先を向け、助走距離が短くなった状態」であり、深くなるほど不利とされています。

本来、1コースは全国的にも最も勝率が高いコースとして扱われます。

BOATRACE公式のデータページでも、全国24場のコース別入着率を確認できるようになっており、コース成績が予想の基礎データとして重視されていることが分かります。

しかし、前付けが入ると話が変わります。

1コースはコースそのものの利ではなく、十分な助走を取って先に回ることで強いのであって、深くなってスタートや旋回に余裕がなくなると、いつもの「逃げ」が崩れやすくなります。

ここで4コースや5コースのダッシュ勢が伸びてくると、一気に配当が跳ねやすくなります。

前付けで荒れやすくなる構造

要素 何が変わるか 配当への影響
深イン 1の助走距離が短くなる 逃げ信頼度が下がる
スロー勢の深化 2・3も窮屈になる 差し・まくり差しの展開が増える
ダッシュ勢有利 4〜6が勢いを付けやすい 中穴〜万舟ゾーンが増える
進入争い スタート隊形が読みにくい 人気が割れやすい
オッズの偏り それでも1人気が売れやすい イン敗戦時に高配当化しやすい

前付け=高配当ではない理由

ここで重要なのは、前付けは荒れる原因の一部でしかないという点です。

深インになっても、1号艇がスタートを決めて先に回ればそのまま逃げ切ります。

逆に、前付けがなくても展示気配や風で外が攻めれば十分荒れる事はあるでしょう。

つまり、前付けを見た時に読むべきなのは「荒れるかどうか」ではなく、どの艇が損をして、どの艇が得をするかです。

この視点がないと、前付けレースを全部買ってしまい、回収率が崩れやすくなります。

前付けでも荒れないレースの特徴

前付けが入っても、実際には堅く収まるレースも多いです。

ここを理解しておくと、無駄打ちがかなり減ります。

まず分かりやすいのが、インの地力がかなり上位なケースです。

前付けで多少深くなっても、1号艇の出足・行き足・旋回力が高く、相手のスタート力も平凡なら、結局は逃げます。

前付けだけを見て「荒れる」と決め打ちすると、このタイプで負けやすいです。

さらに、進入固定競走では前付け自体が許されません。

公式用語辞典でも、進入固定競走は1号艇から6号艇までが枠番通りに進入することを義務づけたレースとされています。

したがって、「進入固定なのに前付け波乱を想定する」のは前提からズレています。

また、安定板装着時は波乱狙いの考え方を少し変える必要があります

公式ガイドでは、安定板は荒天時や波が高い時に装着され、トップスピードが落ち、まくり切るのが難しくなるためイン有利と言われています。

荒水面そのものは不確定要素を増やしますが、安定板が付いたから即「外が飛ぶ」とは言えません。

むしろ「豪快なまくり」が減って、堅い目に寄る場面もあります。

前付けがあっても堅くなりやすい条件をおさらいしておきましょう。

条件 理由 判断
1号艇の地力が抜けている 深くなっても押し切れる 荒れ期待を下げる
ダッシュ勢に決め手不足 外が攻め切れない 1-2-3系を残す
進入固定競走 前付け自体が起こらない 前付け予想は不要
安定板装着でイン有利寄り まくり切りにくい 外一撃前提は危険
風は弱いがオッズだけ割れている 隊形変化の価値が低い 無理に穴狙いしない

前付けレースで見るべきデータと判断順

前付けレースを上手く扱うには、見る順番が大切です。

おすすめは次の5段階。

  1. 進入固定かどうかを確認する

  2. 誰が前付けしそうか、どこまで入るかを考える

  3. その結果、1コースが深くなるかを確認する

  4. ダッシュ勢にスタート優位や伸び優位があるかを見る

  5. 風・水面・安定板の影響で攻め筋が残るかを確認する

この順番なら、前付けを単独要因として見ず、展開全体で判断可能。

進入隊形について公式は、通常「3:3」などの形でスローとダッシュを表すと説明しています。

前付けを読むとは、結局このスロー何艇・ダッシュ何艇になるかを読む作業でもあると覚えておきましょう。

実戦で重視したい判断材料

項目 見るポイント 重要度
進入 何対何の隊形になるか ★★★
深イン度 1がかなり起こしを早めるか ★★★
ST力 4〜6の踏み込みが早いか ★★★
伸び足 まくり切れる足か ★★★
出足・回り足 2・3の差し残しがあるか ★★☆
風向風速 向かい風・横風で攻めやすいか ★★☆
安定板 外の一撃が鈍るか ★★☆
F持ち 攻め手が無理しにくいか ★★☆

次に前付けで荒れやすい典型形もまとめました。

典型パターン 展開イメージ 狙い方
深イン1 + 4カド強襲 4がまくる、5が追走 4-5-流し
深イン1 + 2差し残し 1が流れて2が差す 2-1-流し、2-3-流し
3コース前付け + 5まくり差し 内が窮屈になり外差し 5-流し
前付け争い長引く 全体がスタート不安定 中穴中心で点数抑制
前付けあるが外弱い 結局1逃げ 1軸残し or 見送り

前付けで荒れやすいレースには、いくつか共通した典型形があります。

特に狙いやすいのは、深インで1号艇が苦しくなり、4コースのカドや5コースの外差しが展開を突ける形です。

一方で、前付けがあっても外に攻め手がいない場合は、結局1号艇が逃げて堅く収まることもあります。

つまり、前付けそのものよりも、誰が不利になり、誰に展開が向くかを見極めることが、波乱レースを拾ううえで重要です。

買い方の考え方とトリガミ回避

前付けレースは、当たるか外れるか以前に、買い方を間違えると利益が残りにくいのが難しいところです。

特に「荒れそうだから広く買う」は一見安全ですが、点数が膨らみやすく、的中しても利益が薄くなりがちです。

そのため、前付けレースではまず軸を何にするかを決めるべきです。

軸の候補は大きく3つ。

  • 4コースのまくり

  • 2コースの差し

  • 5コースのまくり差し

これらのどれが最も成立しそうかを決め、その後に相手を組みます。

前付けが入ると内側は窮屈になりやすいので、1頭固定よりも1を2着・3着へ落とす発想がかなり有効です。

買い目設計の考え方

狙い 向く状況 買い方の例
4頭 深イン + 4カド優勢 4-1,2,5-全
2頭 1が流れて2差し 2-1,3,4-全
5頭 4が攻めて5差し場 5-4,1,2-全
1残し中穴 前付けあるが1も残る 1-4-流し、4-1-流し
見送り 進入だけ変わって足差なし 購入しない

前付けレースで最も重要なのは、「荒れそうだから広く買う」という発想を捨てることです。

進入が崩れると一見どこからでも来そうに見えますが、実際は展開の軸となる攻め筋が必ず存在します

その軸を決めずに点数だけ増やすと、的中してもトリガミになりやすく、回収率は安定しません。

まず考えるべきは、「このレースで主導権を握るのは誰か」です。

前付けによって深インになった1号艇が苦しくなる場合、外から攻める4コースや、その展開を突く5コースが軸になりやすくなります。

このようなケースでは、4頭や5頭といった外主導のフォーメーションが有効です。

一方で、前付けがあっても1号艇が完全に崩れるとは限りません。

スタートが決まればそのまま逃げることもあり、ターンが流れても2コースが差し残す展開もあります。

そのため、2頭や1残し中穴のように、インを完全に切らずに扱う買い方も重要になります。

また、「前付けはあるが外が弱い」レースは見逃してはいけません。

進入だけ変わっても、ダッシュ勢にスタート力や伸び足がなければ展開は動かず、結果的に1号艇の逃げで決着するケースも多くなります。

このような場合は無理に穴を狙わず、見送りも選択肢に入れることが回収率を守るポイントです。

まとめると、前付けレースの買い目設計は以下の流れで考えると精度が上がります。

  • 誰が攻めるのか(4か5か2か)を決める

  • 1号艇を「消すか残すか」ではなく「どこに置くか」で考える

  • 点数を増やす前に、軸の期待値を確認する

  • 根拠が弱いレースは見送る

このように、「前付け=波乱」という先入観ではなく、展開に沿ったシンプルな買い目設計を意識することで、無駄打ちを減らしながら高配当を狙えるようになります。

購入点数と必要オッズの目安

必要オッズはざっくり購入点数倍を下回らないことが一つの目安です。

もちろん資金配分で調整できますが、均等買いならこの発想が基本です。

購入点数 均等買いで欲しい最低オッズの目安
6点 6倍以上
10点 10倍以上
12点 12倍以上
18点 18倍以上
20点 20倍以上

式の目安

必要オッズ ≒ 購入点数倍

前付けレースは人気が割れやすいので、オッズ面では魅力があります。

ただし、人気が割れるだけで展開が伴わないこともあるため、前付け+足差+ST差の3点が揃わない時は無理に広げない方が回収は安定しやすいです。

よくある失敗パターン

前付けレースは高配当のチャンスがある一方で、判断を誤ると一気に回収率を落としやすいポイントでもあります。

特に「前付け=荒れる」というイメージだけで買ってしまうと、無駄な点数や見当違いの狙いが増えやすいです。

ここでは、前付けレースでありがちな失敗パターンを整理し、どこを修正すべきかまで具体的に解説します。

前付けだけで買ってしまう

前付けレースで最も多い失敗が、「進入が動いた=荒れる」と短絡的に判断してしまうことです。

進入が崩れると一気に波乱のイメージが強くなり、深く考えずに外目中心で買ってしまうケースは非常に多く見られます。

しかし実際には、前付けが入っただけではレースは荒れません。

重要なのは、その進入変化によって誰が不利になり、誰が展開をもらうかです。

例えば、深インになっても1号艇がしっかりスタートを決めれば、そのまま逃げ切ることは珍しくありません。

逆に、外に攻め手がいなければ、進入が崩れても展開はほとんど動かないこともあります。

この失敗が起きる原因は、「前付け」という分かりやすい変化に引っ張られて、スタートや足の比較を後回しにしてしまう点にあります。

本来は、進入よりも先に見るべきなのがスタート力や伸び足です。

対策としてはシンプルで、前付けを確認した後に必ず以下をチェックします。

  • 1号艇が深くなっているか

  • ダッシュ勢にスタート優位があるか

  • 攻め切れる足(特に伸び)があるか

この3点が揃って初めて「買い要素」として成立します。

つまり、前付けはあくまで展開を動かす可能性のある材料の一つに過ぎません。

ここを主軸にしてしまうのではなく、「前付け+スタート+足」が揃ったレースだけを選ぶことで、無駄な購入を減らし、回収率を安定させることができます。

深インだから1号艇を完全に消す

前付けレースでよくあるもう一つの失敗が、「深イン=不利だから1号艇は消し」と決めつけてしまうことです。

確かに深インは助走距離が短くなり、スタートや1マークの先マイで不利になりやすいのは事実。

しかし、それだけを理由に1号艇を完全に外してしまうのは危険です。

実際のレースでは、深インでも1号艇のスタート力・出足・旋回力が上位であれば、そのまま押し切るケースは十分あります

特に相手のダッシュ勢に決め手がない場合や、スタートが揃った場合は、深くてもインが残る確率は決して低くありません。

この失敗が起きる原因は、「深イン=弱い」という知識をそのまま当てはめてしまい、相対比較をしていない点にあります。

重要なのは絶対的な不利ではなく、「他の艇と比べてどうか」です。

対策としては、1号艇を「消すか残すか」で考えるのではなく、どこに置くか(1着・2着・3着)で考えることがポイントになります。

  • 外に強い攻め手がいる → 1は2着・3着へ

  • スタートが揃いそう → 1は頭も残す

  • 足差が微妙 → 1を軸に据える

このように段階的に評価することで、取り逃しを防ぎつつ点数も抑えられます。

つまり、深インはあくまで「不利な条件の一つ」であり、絶対に飛ぶサインではありません。

深イン=消しではなく、深イン=評価を下げる材料として扱うことが、前付けレースで安定して勝つための重要な考え方です。

ダッシュ勢を広く買いすぎる

前付けレースでは「外が来る」というイメージが強くなり、4・5・6コースをすべて押さえたくなる人が多いです。

確かにダッシュ勢は展開を突きやすく、波乱の中心になることも多いですが、だからといって全てを広く買うのは回収率を下げる原因になります。

実際のレースでは、ダッシュ勢が全員絡むことはほとんどなく、展開の主導権を握る”攻め手”は基本的に1艇に絞られます

4コースがまくるのか、5コースがまくり差しを狙うのか、この主役を見極めないまま広げると、点数だけ増えて利益が残らない形になりがちです。

この失敗の原因は、「外は全部チャンスがある」と考えてしまい、役割の違いを見ていないことにあります。

ダッシュ勢はそれぞれ役割が異なり…。

  • 4コース:まくり・主導権を握る役

  • 5コース:まくり差し・展開を突く役

  • 6コース:さらに外からの展開待ち

というように、同じ「外」でも狙い方は変わります。

対策としては、まずどの艇が攻めるのかを1つ決めることです。

そのうえで、他のダッシュ勢は「相手として拾うかどうか」を判断します。

  • 4が主導権 → 4頭で5・6は相手

  • 5が差し場 → 5頭で4は壁として扱う

  • 6は基本的に展開待ち → 根拠が薄ければ削る

このように役割ごとに整理することで、無駄な点数を削減できます。

つまり、ダッシュ勢は「全部買う対象」ではなく、展開の中で役割を持っている存在として扱うことが重要です。

攻め手を1艇に絞るだけで買い目は一気に整理され、同じレースでも回収効率は大きく変わってきます。

進入変化だけで展開を決めつける

前付けが入ると、「進入が崩れた=荒れる展開になる」と決めつけてしまうケースは非常に多いです。

特に、3コースまで前付けが入ったり、スロー勢が深くなったりすると、一気に外のまくりや差しをイメージしがちになります。

しかし実際には、進入が変わっただけでは展開は動きません

レースを決めるのはあくまでスタートと足であり、進入はその土台に過ぎません。

例えば、深インになってもスタートが揃えば1号艇が普通に逃げることも多く、逆に枠なりでもスタート差がつけば外が一気に攻めるケースもあります。

この失敗が起きる原因は、「進入=展開」と短絡的に結びつけてしまい、タート力や機力の比較を省いてしまう点にあります。

本来は、進入変化を見た後に「その形で誰が有利になるのか」を考える必要があります。

対策としては、進入を確認した後に必ず以下の視点を加えます。

  • スタートで踏み込める選手がいるか

  • まくり切れるだけの伸び足があるか

  • 差しが入るスペースが生まれるか

この3点が揃って初めて、進入変化が「展開の変化」に繋がります。

つまり、進入はあくまでスタートラインに立つための配置であり、展開を決定づける要素ではありません

進入だけで結論を出すのではなく、その後に起こるスタートと足の優劣までセットで考えることが、前付けレースで精度を上げる重要なポイントです。

安定板・風の影響を無視する

前付けレースで見落とされがちなのが、安定板や風といった水面コンディションの影響です。

進入が崩れると展開ばかりに意識が向きがちですが、実際のレース結果は水面状況によって大きく変わります

特に注意したいのが安定板装着時です。

安定板が付くと艇の安定性は増しますが、その分トップスピードが落ち、まくり切るのが難しくなる。

その結果、外からの一撃が決まりにくくなり、前付けがあってもイン有利に寄るケースが出てきます。

また風の影響も無視できません。向かい風や横風が強いと隊形が乱れやすくなり、外の攻めが届きやすくなります。

一方で、追い風や弱風の状況ではスピードが乗りやすく、インがそのまま逃げ切る展開も増える。

この失敗が起きる原因は、「前付け=荒れる」というイメージに引っ張られて、水面という前提条件を後回しにしてしまう点にあります。

本来は進入よりも先に、水面がどのようなレース質を作るかを把握するのが必要です。

対策としては、レース前に以下を確認する習慣を持つこと。

  • 安定板の有無

  • 風向と風速(特に向かい風・横風)

  • 水面の荒れ具合

これらを踏まえたうえで、「この条件で外の攻めは成立するか」を判断します。

つまり、安定板や風は単なる補足情報ではなく、展開そのものの質を変える重要な要素です。

前付けと組み合わせて考えることで、荒れるレースと堅いレースの見極め精度は大きく向上します。

見送りができない

前付けレースは「荒れそう」という期待感が強いため、つい毎回手を出してしまう人が多いです。

しかし実際には、すべての前付けがチャンスではなく、買うべきレースと見送るべきレースの差がはっきりしています

特に多いのが、「せっかく前付けが入ったから」という理由だけで購入してしまうケースです。

進入が動くと面白く見えますが、外に攻め手がいなかったり、スタート差が見込めなかったりする場合は、展開がほとんど動かずにイン逃げで決着することも珍しくありません。

このようなレースを無理に買い続けると、的中率はそれなりにあっても、配当が安くトータルで負ける形になりやすいです。

この失敗の原因は、「前付け=チャンス」という思い込みと、見送りという選択を持っていないことにあります。

本来、競艇は「当てるゲーム」ではなく、「期待値のあるレースだけを選ぶゲーム」です。

対策としては、あらかじめ「買わない基準」を決めておくことが重要です。

例えば・・。

  • 外に明確な攻め手がいない

  • スタートが全体的に遅く差が付きにくい

  • 1号艇の地力が抜けている

  • 安定板や水面で外攻めが成立しにくい

このような条件が揃っている場合は、前付けがあっても無理に買わず、見送る判断をします。

つまり、前付けレースで勝つためには「買い方」だけでなく、買わないレースを見極める力が不可欠です。

見送りを選択できるようになることで、無駄打ちが減り、結果として回収率は大きく安定していきます。

FAQ(よくある質問)

Q1. 競艇の前付けとは何ですか?

外枠の艇が内側のコースを取りに行く進入のことです。
枠なり進入を崩す行動で、レースの隊形や展開を大きく変える要因になります。

Q2. 前付けがあれば必ず荒れますか?

必ずではありません。深インになっても1号艇がスタートを決めれば普通に逃げます。
荒れるかどうかは、前付けそのものではなく、深イン化・スタート差・外の攻め足で決まります

Q3. 前付けで一番荒れやすいのはどんな形ですか?

典型は、1コースが深くなり、4コースのダッシュ勢にスタートや伸びの優位がある形です。
1が先マイできず、4のまくりや5のまくり差しが入ると配当は跳ねやすくなります

Q4. 前付けの時は1号艇を必ず消すべきですか?

必ず消すのは危険です。
深インは不利ですが、1の地力が高ければ残ります。1を頭で買うかだけでなく、2着・3着に落とすかまで考えるのが実戦的です。

Q5. 進入固定のレースでも前付けはありますか?

ありません。
進入固定競走は、1号艇から6号艇までが枠番通りに進入することが決まっています
出走表の注記を確認することが重要です。

Q6. 安定板が付くと前付けレースは荒れやすいですか?

一概には言えません。
安定板が付くとトップスピードが落ち、まくり切りにくくなるため、むしろイン有利寄りになる場合もあります。
荒水面でも外一撃を過信しないことが大切です。

Q7. 前付けレースで初心者が最初に見るべきものは何ですか?

まずは進入固定かどうかを確認し、その次に誰が前付けしそうかを見ます。
さらに1号艇が深くなるかを判断し、最後に4〜6コースのスタート力や展示気配をチェックする流れが分かりやすいです。

まとめ

結論として、競艇の前付けは確かに荒れる可能性を高める要素ではありますが、それだけで波乱を判断するのは危険

前付けはあくまで展開を動かす“きっかけ”であり、実際にレース結果を左右するのはスタートと足の差です。

本当に注目すべきなのは、前付けによって1コースがどれだけ深くなり、その不利を突ける攻め手が存在するかという点。

深インになってもスタートが揃えばインは残りますし、逆に外にスタート力や伸び足があれば、一気に波乱へと繋がります。

実戦では、以下の順番で整理していくことで予想精度が大きく向上します。

  • 進入固定かどうかを確認する

  • 前付けがどこまで入るかを見る

  • 1コースが深インになるかを判断する

  • ダッシュ勢にスタート・足の優位があるかを見る

  • 風や安定板など水面条件で最終補正する

この流れが身につくと、「前付けだから買う」という感覚的な判断から脱却し、荒れる条件が揃ったレースだけを狙う選択的な買い方に変わります。

前付けレースは難しい反面、正しく見極められれば大きなリターンを狙える領域です。

無駄打ちを減らし、根拠のあるレースだけに絞ることが、回収率を安定させる最短ルートになります。

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