競艇で勝つための裏話(秘密の攻略法)をプロ目線で解説。
イン(1コース)が圧倒的有利とされますが、実はナイター(日没後)や女子戦では勝ち筋が変化する事があります。
また、追い風・向かい風や満潮・干潮といった水面コンディションで有利不利が逆転することもあるんです。
選手心理(フライング持ちや予選状況)を読んだ予想法や、「スジ舟券」で買い目を絞るテクニックなど、今日から使える勝率アップの秘訣をデータとともにご紹介します。
期待値を重視した資金管理でトータル収支改善も狙いましょう。
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インコース(1号艇)は競艇で最も有利です。
全国平均で約半数のレースを1号艇が制し、特に優勝戦では1コース勝率が約68%とさらに上昇します。 -
ナイターレース(日没後)では1コース勝率アップ。
気温低下でエンジン出足が良くなり、暗闇で外枠艇が攻めにくいため、イン逃げ決着が増える傾向があります。 -
女子戦では2〜4コースからのまくりが決まりやすいです。
女子選手は平均スタートタイミングが遅めで、1号艇が出遅れると2〜4コースが攻めて波乱になりやすくなります。 -
追い風ならイン有利・向かい風なら外有利。
追い風時は1〜2コースでも加速しやすく逃げ・差しが決まり、向かい風時は内側の伸びが鈍りまくりが決まる率が上がります。 -
潮の満ち引きでも勝ち筋が変化。
満潮時は水面が不安定でコース優位(イン有利)が強まり、干潮時は水面安定で実力通りになりやすい(上手い外枠選手も台頭)。 -
選手の心理を読むのも重要。
フライング一本持ちの選手はスタートで無理せず後手を踏みがち、予選通過確定の選手はリスクを避ける傾向があります。 -
舟券は期待値重視:購入点数に見合うオッズ(購入点数倍のオッズ)がある買い目だけ購入します。
闇雲に点数を増やさず、「スジ舟券」で買い目を絞ることが回収率アップのコツです。
目次
1. 競艇「勝ち方 裏話」とは?
「競艇の勝ち方 裏話」とは、競艇で勝つための通常あまり語られないコツや秘密のような情報です。
「イン逃げが基本」といった一般的なセオリーの裏側にある、条件別の勝ちパターンや選手心理に関する知識が含まれます。
本記事では、そのような「裏話」的な攻略ノウハウを網羅し、皆様の予想精度向上に役立てます。
- 「いつも同じ買い方では勝てないので、もっと勝率を上げる方法を知りたい」
- 「データや経験則に基づいた穴狙いのポイントを探りたい」
- 「競艇選手やレース運営の内部事情的な話で予想のヒントを得たい」
と思った事がある方は必見です。
本記事では、まず基本的な勝つための戦略(資金管理や期待値など)を整理。
その上で、データ分析に裏付けられた裏話(コースごとの傾向、気象・水面条件、レース種類別のパターン)や、選手の心理状態に関する裏話を解説していきます。
併せて、舟券の買い方テクニックや回収率を上げる考え方も紹介し、競艇予想の総合力アップを目指します。
2. まず押さえる基本戦略:勝つための土台
競艇の裏話に入る前に、勝つための基本戦略を再確認します。
土台となる考え方を理解していないと、裏話的なテクニックを使っても長期的な勝利にはつながりません。
ここでは資金管理と期待値、そしてレース選びという二つの観点から基礎を固めます。
資金管理と期待値:勝率より回収率を重視
競艇は控除率(テラ銭)が約25%と決まっており、何も考えず闇雲に舟券を買い続けると期待値は75%(払い戻し率75%)にしかなりません。
したがって、長期的にプラス収支を目指すには「期待値」という考え方が欠かせません。
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期待値とは
その舟券の的中確率(自分の予想する当たる確率)×オッズ(配当倍率)で
算出される値です。
期待値が1以上(=100%以上)であれば理論上プラス収支が期待でき、1未満なら買い続ければマイナスになります。
例えば「的中率5%でオッズ25倍」の買い目は期待値0.05×25=1.25となり、1を上回ります。
このような期待値1以上の舟券だけを買い続けることが、競艇で勝つための最強の法則とされています。 -
的中率より回収率重視の初心者はどうしても「当てること(的中率)」に意識が行きがちですが、収支を左右するのは回収率(払戻金/投資金)です。
的中率が高くてもオッズが低い買い目ばかりでは収支は伸びません。
極端な例では、100円で敵中させても配当100円(オッズ1.0倍では利益ゼロ)では意味がないのです。
的中率とオッズのバランス=期待値を考慮するのが勝ち組の発想です。 -
資金管理
競艇は予想が的中してもオッズ次第でマイナスになる「トリガミ(元割れ)」が起こりえます。
購入点数とオッズの関係を常に意識しましょう。
例えば3連単を6点ボックス買い(6通り購入)すれば、最低でも6倍以上のオッズがないと的中しても払い戻し<投資になります。下表のように、購入点数が増えるほど必要オッズも上がります。
これを踏まえ、手広く買いすぎないことが重要です。
| 購入点数 (通り数) |
収支トントン となる必要オッズ |
備考 |
|---|---|---|
| 1点 | 1.0倍(※) | 1点買いならオッズ1倍超なら利益に。 実質、最低2.0倍以上ないと購入しないのが吉。 |
| 2点 | 約2倍 | 2通り買うなら、的中オッズ2倍でちょうど元返し。 |
| 3点 | 約3倍 | 3通りならオッズ3倍以上でプラス。 |
| 5点 | 約5倍 | 少点数でも5点買えば5倍以上の配当が必要。 |
| 10点 | 約10倍 | 10通り買いでは10倍未満の配当だと赤字。 |
| 20点 | 約20倍 | かなり多く買うなら、それ相応の高配当狙いでないと厳しい。 |
※オッズ1.0倍=返金と同じ(利益0)の意味。
日本の公営競技では最低オッズは1.1倍となるため実際には1点買いでも1.1倍以上になります。
このように、「購入点数に見合ったオッズが期待できるレース・買い目だけ狙う」ことが回収率アップのコツです。
例えばイン鉄板の堅いレースでは点数を絞る、混戦で高配当が見込めるレースだけ広めに買う、などメリハリをつけましょう。
また資金配分(オッズに応じて賭け額を調整)する方法もありますが、期待値が同じなら均等買いでも理論上の稼ぎやすさは同じです。
(資金配分は的中時の利益を均一化してリスクを平準化する効果があるだけで、収支の期待値そのものは変わりません)。
初心者にはシンプルに均等額で買う方がおすすめです。
レース選びの重要性:鉄板レースと穴レース
勝率を上げるには「どのレースで勝負するか」も大切です。
すべてのレースに手を出すのではなく、自分の狙いに合ったレースだけ参加する方が効率的です。
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鉄板レースを狙う
勝ちやすさを優先するなら、イン1号艇が勝つ可能性が高いレースだけ選んで的中率を上げる戦略があります。
具体的には「実力上位のA級選手が1号艇」「イン逃げ決着が多い水面(後述)」
「オッズも一番人気がかなり低い(=多くの人が堅いと見ている)」などの条件が揃うレースです。
堅いレースでは思い切って1-2点に絞った買い方で確実に当てに行きます。
ただしオッズが低い分リターンも小さいので、大勝ちは望めません。
コツコツ当てる「カメ型」の楽しみ方と言えます。 -
穴レースを狙う
一発高配当を狙うなら、波乱含みの条件を探します。
例えば「1号艇が信頼できないデータ(勝率が低いB級選手やF持ち)」「風や波が強くイン不利」
「進入で前づけが起こりそう」「女子戦・ルーキー戦で実力拮抗」などのレースです。
こうしたレースでは思い切って1号艇を外す買い方も選択肢になります。
点数を広めに構えて高め配当を的中させれば、一発で大きなプラスも可能です。
「ウサギ型」で大勝ち狙いのスタイルですが、的中率は下がるため資金配分やメンタル管理が必要になります。
要は、自分が安定的に当てたいのか、大きく稼ぎたいのかでレースを選ぶということです。
データ上、徳山・大村・芦屋などはインが強く「鉄板狙い向き」、戸田・江戸川・平和島などはイン勝率が低く「穴狙い向き」といった傾向があります。
次章で詳しく述べますが、各ボートレース場によってもレースの荒れやすさが異なります。
その日の開催場やレースメンバーを見て、「今日は堅そうだから点数絞って参加しよう」「ここは荒れそうだから高配当狙いで少額ベットしよう」など戦略的に参戦レースを選択しましょう。
3. インコースがなぜ有利?データで見るコース別勝率
「競艇は1コース(1号艇)が有利」という話は有名ですが、具体的にどの程度有利なのか、データを基に確認しましょう。
ここではコース別の1着率と決まり手(勝ちパターン)の全国平均データを紹介し、なぜインコースが強いのかを考察します。
また、競艇場ごとのコース有利・不利の違いにも触れ、場所による傾向の裏話を解説します。
コース別1着率と主要な決まり手【全国平均データ】
競艇は6艇立てで行われますが、その中でも1号艇の1着率は約50%前後にもなります(集計条件により多少異なりますが概ね半数前後です)。
以下の表に、全国規模のデータに基づくコース別の平均1着率と、各コースで勝つときの主な決まり手をまとめました。
| コース(艇) | 平均1着率(目安) | 勝利パターンの傾向 |
|---|---|---|
| 1号艇(1コース) | 約50% | 圧倒的に「逃げ*が多い(1コースで勝つ時の約95%が逃げ)※ |
| 2号艇(2コース) | 約15% | 「差し」が中心(2コース勝利の約64%が差し)、次にまくり約25% |
| 3号艇(3コース) | 約17% | 「まくり」(約39%)と「まくり差し」(約37%)が二大パターン |
| 4号艇(4コース) | 約10% | 「まくり」が最多(約45%)、次いでまくり差し(約26%) |
| 5号艇(5コース) | 約5% | 「まくり差し」での勝利が約58%と過半数 |
| 6号艇(6コース) | 約2% | 「まくり差し」が最多(約41%)、残りはまくりや抜き等 |
※「逃げ」はインコース(1コース)がそのまま1周1マークを先制して押し切る勝ち方。他コースからは出ない決まり手です。「抜き」は道中逆転、「恵まれ」は他艇の失格により繰り上がり勝ちのこと。
【コース別データのポイント】
1号艇の勝率が突出して高いのは、スタート時に最も内側で有利なコースを占め、第一ターンマークを先頭で回りやすいからです。
「イン逃げ」が決まれば他艇は後ろを追う形になるため、そのまま1着になりやすいのです。
特に近年は全国平均で1コース勝率50%超とのデータもあり、1号艇=本命の柱と考えるのが基本戦略になります。
一方で、2〜6コースの勝ちパターンを見ると、コースが外になるほど「まくり差し」で勝つ割合が増えるのが分かります。
これは内側の艇をまくりで潰したり、空いた内側の差しコースを突いたりする変則的な攻めが必要になるためです。
特に5・6コースの選手が1着になる展開はまれで、決まるときは4コースの選手がまくった懐をさらに5コースが差す、あるいは大外6コースが展開を突いて一気に全艇を抜き去るといった大波乱になります。
したがって外枠(5・6号艇)の頭は高配当になることが多く、万舟券(100倍超えオッズ)のほとんどは5・6コース絡みです。
競艇場ごとの「イン強・穴傾向」の違い
上記は全国的な平均ですが、競艇場ごとにもコース勝率の傾向に違いがあります。
水面の広さ・形状、風や潮の影響、コースの癖などにより、インが極めて強い「鉄板水面」もあれば、インが苦戦する「荒れる水面」も存在します。
これは覚えておきたい裏話の一つです。
例えば、大村(長崎)・徳山(山口)・芦屋(福岡)などはイン1コースの1着率が60%を超えることもあり、全国でもトップクラスの「イン最強水面」として有名です。
大村では昨年度イン勝率59%(全国平均47.4%に対し突出)というデータもあります。
これは水面が穏やかでコース幅も広く、さらに番組編成でA級選手を1号艇に積極起用するなどの要因が重なり、イン逃げが決まりやすいためです。
大村のような水面では「1コース信頼度:特A」と考え、基本は1号艇頭固定で予想を組み立てるべきでしょう。
一方、戸田(埼玉)・平和島(東京)・江戸川(東京)はイン1着率が45%前後〜50%未満と低めで、波乱が多い水面として知られます。
戸田はコース幅が狭く1マークの振り(カーブ角度)が独特なためまくりが決まりやすいです。
平和島や江戸川は風や水流の影響で水面が荒れることが多く、インが流れたりスタートが乱れたりして外枠の台頭が頻繁に起こります。
江戸川は特に日本一難しい水面と言われ、1コース勝率が全国でも下位レベルです(近年約48%で23位)。
「万舟製造機場」とも呼ばれるほど高配当が出やすいのが特徴です。
下表にイン有利な代表場と穴狙い向きの代表場をまとめます。これは各場のコース別1着率データなどに基づく傾向で、レース選びの参考になります。
| 競艇場 (所在地) | イン1コース傾向 | 特徴・ひと言コメント |
|---|---|---|
| 大村 (長崎) | 鉄板級(約60〜65%) | 全国トップのイン勝率。「イン最強水面」。 ※無風・水面穏やか、進入枠番固定レースもあり堅い |
| 徳山 (山口) | 鉄板級(約56〜65%) | モーニング開催多く無風面。イン強い。 |
| 芦屋 (福岡) | 鉄板級(約60%前後) | モーニング中心、静水面でイン有利。 |
| 江戸川 (東京) | 波乱(~48%未満) | 日本一癖のある荒水面。風・水流で波立ち大波乱も。 |
| 平和島 (東京) | 波乱(~46%前後) | 海沿いで風の影響大。イン信頼低め、万舟多発。 |
| 戸田 (埼玉) | 波乱(~43%前後) | コース幅狭くターン難。3〜4コースまくりが頻発。 |
※上記数値は参考値(おおよその近年平均)。季節や開催グレードによって変動します。
このように、「イン有利かどうか」は場によって大きく異なるのです。
予想する際は開催地の傾向を把握しましょう。
例えばイン強い場では基本は1号艇軸で組み立て、穴を狙うにしても2着3着に外枠を絡める程度にします。
逆に荒れる場では1号艇過信禁物、思い切って1着候補から外す大胆な予想も検討します。
- 💡豆知識:地元水面と選手地元の関係
水面の特性に慣れている地元所属選手は、その場での勝率が高い傾向があります。
また難水面では地元勢が強く、静水面ではモーター性能がものを言うとも言われます。
予想の際に、そのレースが「地元選手が多いか」「エンジン素性はどうか」を見るのも裏技の一つです。
4. 勝ち方の裏話①:水面・気象条件編
ここからはいよいよ「勝ち方の裏話」に入ります。
まずは水面や気象条件によって左右される勝ちパターンの変化についてです。
競艇は屋外スポーツなので、時間帯や天候、潮汐などによってレース傾向が大きく変わることがあります。
これは多くのファンが見落としがちなポイントであり、知っておくと予想の精度が上がる裏話です。
日没後のナイターはイン有利がさらに強まる
ナイターレース(照明を使った夜間開催)では、日没後に1コース1着率が上がるというデータがあります。
理由は2つあります。
1つ目は気温低下によるエンジン出力アップです。
夜になると空気中の酸素密度が上がりモーター(エンジン)の燃焼効率が良くなるため、全体に出足が向上します。もともと有利な1コースの艇が更に力強く加速できるので、イン逃げが決まりやすくなるのです。
2つ目は暗さによるスタート勘の難しさです。
周囲が暗くなると、アウト勢(4〜6コース)の選手はスタートで思い切った踏み込みがしにくくなると言われます。
目標物が見えにくくなることで、ダッシュスタートのタイミングが狂いやすいのです。
その結果、相対的にインコースがリードを保ちやすくなるというわけです。
実際に、ナイター実施場では日没後に1コース勝率がデイレース時より数%上昇する傾向が確認されています。
加えて、優勝戦・準優勝戦など番組上も1号艇に強豪が入るレースでは、さらにイン勝率が高まります。
トータルで見ると、ナイターの後半戦や大事な一戦では平常時よりも1号艇有利が顕著になるのが裏話です。
- 📝ワンポイント
ナイター開催場(桐生・蒲郡・住之江・丸亀・下関・若松・大村の7場)では、昼間とは勝手が違います
。気温が下がる夏の薄暮〜夜や照明の映り込みがある冬のナイターは特に注意。
選手コメントなどでも「夜はエンジン出てます」「見えづらい」といった声が聞かれます。
ナイターで妙に1号艇の逃げ決着が続くようなら、その日は積極的に1頭決め打ちで買っていくのも手でしょう。
風向き・風速で変わる有利不利
風はボートの進みに大きく影響します。
特に追い風(スタート方向に追い風)と向かい風(スタートに向かって逆風)では、第1ターンマークまでの攻防に違いが出ます。
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追い風(順風)の日
スタートから1マークまで各艇の助走距離が実質短くなります。
短距離決戦になるため、スロー勢(1〜2コース)でも十分加速して1マークに飛び込みやすい。
また追い風は1マークに波が立ちやすく、スピードをつけて外から回る艇は流れやすいとも言われます。
結果、イン逃げや2コース差しが決まりやすく内有利になります。 -
向かい風(逆風)の日
今度は1マークまでの距離が長く感じられるため、ダッシュ勢(4〜6コース)がより伸びを活かせます。
1〜2コースは風に押し戻されて加速しにくく、スタートで少しでも後手を踏むと外から一気にまくられる展開が増えます。
向かい風は艇の機首を押し上げるので、まくりに行く艇の方が安定板なしでもターンでしっかり掛かりやすいとも言われます。
したがって、3〜6コースからのまくり・まくり差しが決まりやすく外有利のコンディションになります。
実際のデータでも、追い風時はイン・2コースの勝率が上がり、向かい風時は3〜4コースからの1着率が上がる傾向が確認されています。
目安として風速2m以下なら影響は小さいですが、5m/s以上吹く強風時は顕著です。
競艇場によっては追い風が吹き抜けやすい構造・季節だったり、向かい風が強烈に吹き付ける向きがあったりします。
直前情報の風向風速(公式サイトや場内掲示)には常に目を配り、風が強い日は上記を意識して予想すると良いでしょう。
- 🔍豆知識:追い風=イン有利・向かい風=アウト有利の裏付け
公式データによれば、追い風時はイン逃げ・差しの決まり手が増え、向かい風時はまくりが決まりやすいという結果が出ています。
例えば向かい風5m以上では、普段なら1着が珍しい5コース6コースからの勝利例が増えることもあります。
「今日は強い向かい風だから波乱もあり得る」といった判断は上級者の常識といえる裏話です。
潮の満ち引き:満潮はコース有利、干潮は実力通り
海水を使用するボートレース場(海や湖と水路でつながる汽水・海水コース)では、潮位(満潮・干潮)もレース結果に影響します。
満潮時と干潮時で水面の高さや流れが変化し、ボートの走りやすさが違ってくるからです。
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満潮時(潮が満ちて高い)
水面が高くうねりや不安定な波が立ちやすくなります。
こうなると選手は本来の実力を発揮しにくく、無理にスピードを出すと流れたり乗り上げたりする危険があります。
そのため、有利なコース取り(イン優位)がものを言いやすい状況になります。
要は、多少機力や腕の差があってもコースの利でインが逃げ切るケースが増えるのです。
「満潮=イン有利強まる」と覚えておきましょう。 -
干潮時(潮が引いて低い)
水面が低くなり波が立ちにくく安定します。
ボートが走りやすくなることで、各選手が実力通りのターンを決めやすい環境です。
したがって、実力上位の選手なら外枠でも思い切った攻めが成功しやすくなると言えます。
極端に言えば「干潮時は腕があればどのコースからでも勝負になる」ため、コースの有利不利は相対的に薄れます。
データ上も、干潮時は3〜6コース決着が増えるという報告があります。
以上をまとめると、満潮ではイン中心、干潮では選手個々の実力重視で予想を立てるのが裏テクです。
特に海沿いの競艇場(丸亀・児島・宮島・徳山・若松・福岡など)は潮位変化が大きく、同じ水面でも時間帯で傾向が変わることがあります。
潮見表や場内アナウンスで潮位を確認できることもありますので、気に留めておくとよいでしょう。
- 🌊参考:潮汐の影響を読む裏話
「追い潮(潮が満ちる方向の流れ)時はイン有利、向かい潮(潮が引く方向の流れ)時はアウト有利」とも言われます。
潮が引いていくときは水の抵抗が減ってスピード戦になり、外のまくりが効くというわけです。
各場で潮位データを公表していることも多いので、海水面のレースではチェックする癖をつければ周囲と差がつくでしょう。
5. 勝ち方の裏話②:レース種類・時間帯編
次に、レースの種類や時間帯によって生じる勝ちパターンの違いについての裏話です。
さきほどナイターについて触れましたが、それ以外にも女子戦やグレード(SG・G1など)によって、統計的な傾向があります。
これらを知っておくと、普段とは異なる買い判断ができる場面があります。
女子戦では「イン過信禁物」2〜4コース台頭の理由
競艇には男女混合戦のほか、女子戦(女子選手限定レース)があります。
一般に「女性は非力だからインより外のまくり決着が増える」と言われることがあるんです。
実際データでも女子戦は1コース勝率が男子戦より5%程度低く、代わりに2〜4コースの1着率が相対的に高い傾向があります。
最大の理由は、女子選手はスタートで遅れる選手が多い傾向にある点です。
男女の体格差やパワー差もあり、スタートのダッシュ力・勘において男子より分が悪いケースが多いと言われます。
そのため、1コースの女子選手でもトップスタートを決め損ねることがあり、その隙に2〜4コースの艇がまくりを決めやすくなるのです。
特に2コース差しや3コースまくりが女子戦では目立ち、イン1号艇があっさり沈む波乱もしばしば起こります。
このため、女子戦では「イン絶対視しない」のが裏話です。
もちろん実力トップクラスの女子選手(A1級の遠藤エミ選手などイン逃げ率が高い選手)なら信頼できますが、混合戦ほど「とりあえず1号艇固い」とはなりません。
データ上も、2023年〜24年の女子戦では1コース1着率が約50%弱と、同時期の混合戦平均より明確に低かったとの分析があります。
その分、2・3コースの1着率は男子より高いので、女子戦では2〜3コースを頭にした舟券も積極的に検討しましょう。
特に予想の際は、各選手の平均ST(スタートタイミング)に注目してください。
女子戦では「1号艇が遅れそうならすかさずまくり展開を考える」のがポイントです。
直近のスタート勘が鈍っている選手や、モーターの出足が悪い1号艇なら、思い切って2・3コース頭を狙うことで高配当も狙えます。
「女子戦=荒れる可能性高」と覚えておくのが裏話のひとつです。
SGや優勝戦は堅く決まりやすい
反対にSG・G1の優勝戦などハイグレードの決勝は、インコースが鉄板になりやすい裏話があります。
というのも、シリーズを勝ち上がった節一番の強者が1号艇に座るためです。
さらに大舞台では選手も慎重になり、F覚悟の無茶な攻めは減ります。
実際、SG優勝戦の1コース1着率は67.9%(全国平均より10%以上高い)というデータもあります。
つま*「大一番はイン逃げ」です。
準優や優勝戦は配当妙味こそ低いですが、的中率を取るなら迷わず1頭固定がセオリーとも言えます。
「競艇に絶対は無い」とはいえ、SG優勝戦であえて1号艇を切るのは非常にリスキーです。
裏話的には、優勝戦だけ1号艇の頭を信頼して厚く張るというのもひとつの戦略でしょう(インが飛べば諦めもつく場面です)。
ルーキーシリーズや一般戦の意外な狙い目
ルーキーシリーズ(新人若手中心のシリーズ戦)や、低グレードの一般戦では、データや格的に抜けた存在がいないケースも多くなります。
そのため波乱含みの展開が増えますが、裏話として「ルーキー戦ならでは」の狙い目も存在します。
一つは「ルーキー理論」とも呼ばれるもので、そのレースで全国勝率が一番高い選手&モーター2連対率が最高の艇を軸(1着)に据える方法です。
経験浅い新人戦では、モーターの良し悪しや基本的実力差がレース結果に直結しやすいためです。
つまり「A2級以上の若手 × エンジン出てる艇」の組み合わせに乗った選手が本命、と読むわけです。
実際に新人戦では上位モーターを引き当てた選手が無双することも珍しくなく、覚えておくと役立ちます。
もう一つは、オッズが割れやすい一般戦の穴です。
一般戦はファンの目も分散しがちで、思わぬ高配当が紛れていることもあります。
「本命が信頼できないけれど誰が勝ってもおかしくない」レースでは、スジ舟券(後述)で高めを絞って狙うのも一考です。
特に地元勢同士が絡む番組では、「同支部の選手同士は無理に競り合わない」という暗黙の了解的な裏話もあり、その結果展開がすんなり決まることもあります。
新人戦・一般戦では普段とは違う着眼点で予想するとヒントが得られるでしょう。
6. 勝ち方の裏話③:選手心理と展開読み編
ここでは競艇選手の心理状態やレース展開の特殊ケースに関する裏話を解説します。
データには表れにくい部分ですが、知っていると勝負所での判断に差がつくポイントです。
フライング持ちの選手はスタート慎重で遅れやすい
競艇ではフライング(規定より早いスタート)が一発でもあると、その選手は一定期間フライング休み&賞典除外など厳しい罰則を受け、さらに「F持ち」として残り節間スタートを慎重に行かざるを得ない状況に置かれます。
したがって、すでにFを持っている選手はトップスタートを決めにくいという裏話があります。
心理的にも「もうFできない」というブレーキがかかるため、多くの場合スタートで他艇より一歩後手になります。
その結果、インなら逃げ損ね、カド(4コース)ならまくり切れないといったケースが増えます。
実際、データ上もF持ちの選手のスタートタイミングは平均でコンマ0.05〜0.1ほど遅くなるとも言われています(選手によりますが顕著な例も)。
例えばスタート巧者でもF2本抱えればほぼ置きにいくので、予想の際には「●号艇はF持ちで無理できない」と割り引いて考えるのがプロの常套手段です。
裏話としては、F休み明け直後の節も狙い目です。
長期休養明けで勘が鈍っているうえ「また飛んだら大変」という心理が働くため、普段強気の選手でもスタートが遅れ気味になります。
こうした選手が1号艇にいるレースは波乱の香りがします。
展示タイムや伸びが良くてもスタート行けない可能性があるため、思い切って2着付けや3着付けに回したり、場合によっては頭から外すという判断も勝ち方の裏テクと言えるでしょう。
予選突破が決まった選手は安全運転になりがち
シリーズ戦(節開催)では、予選最終日に得点率上位が準優勝戦へ進出します。
そのボーダーライン上かどうかで、選手のレーススタイルが変わることがあります。
「予選通過が濃厚または確定」の選手は無理して順位を上げに行かないケースが多々あります。
これは無理せず完走さえすれば次に進めるため、リスクを冒してまで攻める必要がないからです。
具体的には、ボーダー上なら2着狙いで十分とか、インコースならスタート無理せず逃げられればOK、外枠なら深追いせず入着狙いといった守りの走りになります。
逆に、予選落ちが確定的な消化レースの選手も、整備実験したり着順度外視で走ったりすることがあり注意です。
この心理を読むと、「勝負賭けの選手」と「安全運転の選手」が混在するレースでは展開にメリハリがつきます。
例えば、ボーダーギリギリでどうしても1着が欲しい4号艇はスタートから攻めるでしょうし、既に首位通過確定の1号艇は冷静に受け流すかもしれません。
こういう場合、本気度の差が配当の落とし穴になります。
攻める側が空回りして共倒れ、漁夫の利で他艇が台頭といった波乱もあり得ます。
出走表の段階で選手コメントや得点状況をチェックし、各選手のモチベーションを読むのは上級者の技です。
前づけで進入乱れたら「カド」がまくりやすい
前づけとは、本来の枠番より内側のコースを奪いに行く行為で、主に5号艇や6号艇が積極的に内に入るケースです(ルール上、枠なり進入でなくても認められています)。
前づけが起こると、進入コースが深くなる艇(抵抗したり押し返した艇)は助走距離が短くなり、十分な加速ができなくなります。
このとき裏話的に覚えておきたいのが、「前づけした艇の一つ外の艇(=カド位置の艇)はまくりやすい」ということです。
例えば6号艇が前づけして内に潜り込み、結果4号艇がカド(最外スローの外、5コースか6コース)になった場合、その4号艇は思い切り助走を取れる有利な位置になります。
内側では前づけ艇と他艇が牽制し合ってスロー進入が深くなっているため、カドからのまくり一発が決まりやすい展開になるのです。
この裏話を活かすには、スタート展示で進入隊形を確認することが不可欠です。
「お、前づけがありそうだぞ」と思ったら、そのときカドになる艇に注目します。
その艇のスタート勘や伸びがよければ、勝負どころと見て大胆にアタマ狙いしてみましょう。
実際、進入が乱れたレースは波乱配当になりやすく、穴党には狙い目です。
「前づけ=レースが荒れるサイン」と捉え、普段は来ないような艇でも頭に据える判断ができると回収率アップにつながります。
- ⚠️注意
前づけがあっても助走距離があまり短くならない場合(例えばスロー3艇が全員深インを嫌って引き気味になり、結局助走距離確保してしまう等)は、まくり不発に終わります。
展示で助走の深さもしっかり確認し、100mを切るような深インなら「カドまくり展開濃厚」と考える、といった見極めが大事です。
地元・同支部の選手同士は折り合う?暗黙の了解
もう一つマニアックな裏話として、「同じ支部(地区)に所属する選手同士はスタートで無理にやり合わない」というものがあります。
たとえば東京支部の選手2人が隣同士のコースを走るとき、同期や先輩後輩の仲なら阿吽の呼吸でコースを譲り合うようなケースがある、という話です。
これは明文化されたルールではありませんが、公平を期すため進入争いをあえて激しくしない風習が一部にあるとも言われます。
また「地元エースのインには同県の後輩はプレッシャーをかけない」などもあり、極端な前づけやツケマイを控えることもあります。
実際に、地区戦などでは地元ワンツーの綺麗な決着が多いことも指摘されています。
この裏話を鵜呑みにしすぎるのは危険ですが、「あの2人は地元で仲が良いから共倒れは避けそう」「隣同士の同期対決、意地の張り合いで逆にスタート過激になるかも」など、人間関係を読み解くのも面白い視点です。
予想紙のコメントやインタビューで微妙な心理を探るのは難しいですが、知っておくと展開予想のシナリオに厚みが出ます。
7. 舟券購入テクニックの裏話
最後に、舟券の買い方に関する裏話テクニックを紹介します。
予想した展開をどう買い目に落とし込むかも勝敗を分ける重要な要素です。
他サイトではあまり触れない買い方の工夫やデータ活用術を見てみましょう。
スジ舟券で買い目を絞る
「スジ舟券」(筋舟券)とは、着順の出目パターンに関する経験則のことです。
簡単に言えば「このコースが1着なら、あのコースが2着に来やすい」という法則性を指します。
具体例として、1号艇が逃げたときは2号艇・3号艇が壁となって他をブロックするため、そのまま「1–2–3」になりやすいとか、3号艇がまくったときは4号艇が続くことが多い、などのパターンです。
一般的なスジの考え方をいくつか挙げると・・。
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イン先マイ(1号艇逃げ)なら「1–2–3」決着が基本形
2号艇・3号艇がインの壁となり4〜6号艇の進入を妨げるため、上位は枠番順に並びやすい。
実際1着1号艇・2着2号艇・3着3号艇はどの場でも高頻度の出目です。 -
2号艇まくり差し成功なら「2–1」が定石
1号艇を差し切った2号艇が1着、抵抗された1号艇が残って2着、という形です。 -
3号艇まくり決まれば4号艇が続く
アウト勢のまくりには内側で揉まれない4号艇が乗じて2着に入るケースが多いです。
「3–4」「4–3」は穴パターンの定番。 -
4号艇まくりなら5号艇も連対
4がまくれば5も展開有利でついてくることが多く、「4–5」「5–4」で決まる筋です。 -
5号艇まくり差しなら相手は同じコース取りの6
5コースが差し抜けた時は、その外を走っていた6コースがスピードを保ったまま2着に浮上するパターン。
「5–6」「6–5」がこれです。
上記はあくまで典型例ですが、買い目を絞る際のヒントになります。
実際、「軸を決めてスジ舟券で紐を選ぶ」と買い目点数を減らせます。
例えば「1頭固定なら2–3相手」「4頭勝負なら相手は5と2or6」などです。
経験豊富な予想屋ほどこの筋を熟知しており、穴狙いでも「出目の型」にハマるものしか買いません。これは裏話というよりプロの常套手段ですが、意識するだけで点数の無駄打ちを減らせるでしょう。
- 🎲参考:筋違いの高配当
スジ舟券に反する決着、例えば「1–4–6」や「2–5–6」などは展開的に起こりにくく、必然的に高配当になります。
万人が買いづらい目でもあります。
予想に自信がある穴党なら、あえて非スジの穴目を1点買いして勝負に出ることもあります。
ギャンブル性は高いですが、ハマれば大化けします。
購入点数と必要オッズ:広く買うほど割に合わない
第2章で資金管理について触れましたが、改めて購入点数とオッズの関係を裏話視点で整理します。
よくある失敗として、「安心感のために買い目を増やしすぎてトリガミ」というパターンがあります。
3連単フォーメーションで手を広げた結果、当たったのに払い戻し<投資になっては意味がありません。
裏話ではありませんが、「必要オッズ≒購入点数倍」という簡単な指標を常に念頭に置きましょう。
既に出した表を再掲しますが、例えば8点買いすれば8倍以上のオッズが必要ですし、12点なら12倍超が目安です。
一般戦の1番人気3連単オッズはだいたい5〜8倍程度ですから、10点以上買えばよほどの高配当が来ない限り儲かりません。
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少点数狙い(1〜3点)
的中すればほぼプラス確定ですが、その分外れる確率も高くなります。
イン鉄板レースなど自信があるときは絞るのが吉です。 -
中点数狙い(4〜6点)
ある程度の流し買い。
6点買いで10倍以下を当てても微益なので、本命–紐流しでも6点までに抑えるか、期待値低い組み合わせはカットする工夫が必要です。 -
多点数狙い(10点以上)
ボックスや総流しに近い買い方です。高配当狙いのときだけにしましょう。
例えば4艇ボックス(4艇の3連単24点)なら24倍以上の配当が見込めるレースでなければ割に合いません。
結局のところ、「穴狙い=点数を減らして高配当狙い」「本命狙い=点数絞って資金厚め」が基本です。
広く買って当てたい気持ちは分かりますが、それは長期的には損であることを肝に銘じましょう。
むしろ「買わない勇気」も勝つためには大切です。
自信がないレースに手を出さない、オッズがおいしくないレースは見送る、といった判断がトータルでプラスにつながります。
モーター2連対率・展示タイム・データは使いどころを見極める
予想に役立つデータとして、モーターの2連対率や展示タイム・直前気配などが挙げられます。
これらも勝ち方の裏話的に重要ですが、過信は禁物という一面もあります。
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モーター2連対率
そのモーター(エンジン)がどれだけ連に絡んでいるかの累計データです。
数字が高いほど「このモーターはよく勝っている(=出足・伸び足が良い可能性高い)」ことを示唆します。
節間の予想で頻繁に引用されるデータですが、裏話として「モーター交換直後はアテにならない」点に注意。
各場で年数回エンジンは入れ替えられますが、その直後は走行数が少なく2連対率が信用できません。
50%超えなら優良機、逆に20%台以下は低調機と判断基準にしつつも、節の前半戦は実際の動きを優先するのがプロです。 -
展示タイム・直前情報
スタート特訓や展示航走で計測されるタイムや周回姿勢は、エンジンの仕上がりや乗り心地を見る手がかりです。
トップタイムを出した艇は狙い目になりますが、一方で「展示巧者、本番凡走」の選手もいるので見極めが必要です。
裏話的には、軽量級の選手は展示タイムが出やすいとか、ペラ調整で回り足型に振ると展示タイムは悪くなるなどがあります。
したがって単純にタイム順位だけでなく、選手コメント(乗り心地・行き足など)や展示の雰囲気を総合判断しましょう。 -
スタート特性
選手ごとの平均STやスタート事故率(F/出遅れ率)もデータとして公表されています。
裏話で述べたように、F持ちだったり近況スタート遅めの選手は信頼度ダウンです。
逆にスタート巧者(平均STコンマ12前後を長年維持)はイン戦での安心感が違います。
スタート展示の一瞬の伸びにも注意し、ある艇だけ他を置いていくようなら「ここのスタート力は一枚上」と見ることもできます。
スタート勘は数値だけでなく選手のリズム(最近F休み明けかどうか等)にも左右される点が裏話です。
結局、データは参考程度に、最終判断は総合力でというのが競艇予想の難しさであり面白さです。
裏話を踏まえつつも、「データに出ない部分こそ裏話」という観点でバランスよく活用してください。
8. よくある質問(FAQ)
Q1: 「競艇に絶対勝てる必勝法」は存在しますか?
A1: 100%絶対に勝てる方法は存在しません。
公営ギャンブルである以上、運や不確定要素があり、控除率もあるため長期的利益には期待値重視が不可欠です。
ただし、本記事で紹介したようなデータ分析や裏話(ナイターはイン有利、女子戦は荒れやすい等)を活用することで、勝率や回収率を向上させることは十分可能です。
「絶対」はありませんが、工夫次第で有利に戦えるのが競艇予想の魅力と言えるでしょう。
Q2: なぜナイターレースはインコースが有利になるのですか?
A2: 日没後は気温低下でエンジン出力が上がり、元々有利なインコース艇の逃げが決まりやすくなるからです。
また、暗くなることでアウト勢(4〜6コース)がスタートで攻めにくくなる心理的要因もあります。
このためナイターでは1号艇の1着率が日中より5〜10%ほど上昇する傾向があり、イン逃げ決着が増える裏話があります。
Q3: 女子戦は本当に荒れやすいのですか?
A3: 男子戦に比べれば荒れる傾向が強いです。
データで女子戦は1コース勝率が男子より数%低く、2〜4コースの1着率が高め。
理由は女子選手はスタートが慎重・やや遅めの傾向があり、1号艇が出遅れると2〜4コースがまくりやすくなるためです。
実際、「女子戦はイン過信禁物」で、2・3コース頭の高配当もしばしば出ています。
ただし近年は女子選手のレベルも上がりイン逃げも増えてきているので、選手個々の実力差も加味して予想しましょう。
Q4: 「スジ舟券」とは何ですか?どう役立ちますか?
A4: スジ舟券とは、「○コースが1着なら△コースが2着に来やすい」という定番パターンのことです。
例えば「1コースが逃げたら2&3コースが続きやすい」「4コースがまくったら5コースが絡みやすい」等の経験則を指します。
これを知っていると、買い目を絞る際の判断に役立ちます。
的中パターンをある程度想定できるので、「この組み合わせはいらない」と削ることで点数削減と資金集中が可能です。
ただし絶対ではないので、スジ通りでない大穴も敢えて少点数拾えると上級者です。
Q5: フライング(F)や出遅れ(L)が起きた場合、舟券はどうなりますか?
A5: 該当艇に関する舟券はすべて返還となります。
スタート事故として不成立扱いになるためです。
具体的には、もし購入した3連単・2連単などにFやL艇が含まれていたら、その舟券は払い戻し(返金)となり、代わりに他艇で決まった着順が正式着順となります。
F艇は完走しても失格扱いなので、例えば「1号艇がF、2着3着に他艇」だった場合は、繰り上がりで4着以下だった艇が3着までに入ったものとして確定します。
また、FやLをした選手は節間賞典除外&即日帰郷となり厳しいペナルティを受けます。
予想の裏話としては、F持ちの選手はスタートで慎重になりがちなので、持っていない選手より遅れる可能性を織り込んで展開予想すると良いでしょう。
Q6: モーター2連対率はどのくらい参考にすべきですか?
A6: 重要な参考データですが、鵜呑みにはできません。
2連対率は50%を超えればエース機級ですが、モーターは定期的に交換&リセットされるため交換直後は実績がなく信用度が低いです。
また使用者や整備次第で性能も変わります。
概ね節の中盤以降になれば2連対率上位機は好調なことが多いですが、前検(シリーズ前検査)の動きや展示タイムなど直近の気配を優先しましょう。
数字+直前情報を総合判断するのが上手な活用法です。
9. まとめ:裏話を活かして勝率アップ&次の行動
競艇の「勝ち方 裏話」を網羅的に解説してきました。最後に内容を簡潔に振り返りましょう。
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データと期待値重視
イン有利のセオリーを押さえつつ、ナイター・風向き・潮位・女子戦など条件別の傾向を知ることで、勝負どころが見えてきます。
何より期待値1以上の買い目を選ぶ姿勢で無駄な舟券を減らしましょう。 -
選手心理を読む
F持ちや予選状況などデータに出ない部分も予想のスパイスです。
選手も人間なので、心理を逆手に取れば他のファンと差がつきます。 -
買い方の工夫
スジ舟券で買い目を絞り、資金配分ではなく均等買いでメリハリをつける。
点数を増やしすぎないことが回収率アップの鍵です。
これらの裏話・テクニックを一度に全て活用するのは難しいかもしれません。
まずは自分が取り入れやすいポイントから実践してみましょう。
例えば「今日のナイターはイン信頼度を重く見る」「この女子戦は2コース頭も買っておく」「強風だから思い切って4カドまくり狙い」など、状況に合わせて引き出しを増やすことが大切です。
最後に、競艇はあくまでエンターテインメントです。
データと睨めっこも良いですが現地観戦で水面の風を感じたり、ライブ中継でプロの解説を聞いたりすることで得られる直感もあります。
本記事で得た知識をもとに、ぜひ次のレース予想に活かしてみてください。勝
率アップと的中の喜びが、きっと今まで以上に競艇を楽しくしてくれるでしょう!
競艇で勝ちたいなら抑えておきたい競艇予想サイト
本記事を読んで頂き、ありがとうございます。
ここからは競艇で勝ち悩んでいる方や、舟券をもっと当てたいと思っている方にむけてとっておきの情報を紹介させていただきます。
競艇で勝つためには色々な要素が必要ですが、最も手っ取り早いのが競艇予想サイトを使う事です!
しかし、中には悪徳な競艇予想サイトが存在するのも事実。
騙されない為にも、優良な競艇予想サイトの厳選は必要不可欠です。
本当に使える競艇予想サイトは数少ないですが、ここまで記事を読んで頂いた方へ向けてエースモーターズが徹底検証して優良サイトと判断した最強の競艇予想サイト達を紹介させていただきます!
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1サイトでも十分参考になるのは間違いないですが、そのサイトも提供数には限りがあります。
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複数のサイトを併用する事で、狙いたいレースの予想の参考データが手に入る確率がアップします。
それを参考にして舟券を購入すれば、今よりも勝率が上がるのは間違いないでしょう。
ぜひ、紹介した3つのサイトを併用して舟券攻略に役立ててみてください!
























