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水球日本代表からボートレーサーに転身した倉持莉々を徹底紹介!
今回紹介するのは、女子レーサーの中でも屈指の実力と人気を誇る、東京支部の「倉持莉々」。
美しいフォームと鋭いスタートセンスで数々の好走を見せ、安定したイン戦と果敢なまくり差しが魅力のオールラウンダーです。
バランス感覚やその強気なレーススタイルから、女子戦に限らず混合戦でも存在感を放っています。
しかし、過去の生い立ちを調べていくと、意外な経歴があることが判明しました。
そこでこの記事では、倉持莉々の経歴・レース成績だけでなく、結婚・SNSなどプライベートの情報まで徹底公開しています。
ぜひ、最後までご覧下さい。
倉持莉々のプロフィール
| 名前 | 倉持莉々 |
|---|---|
| 誕生日 | 1993年10月1日 |
| 出身地・支部 | 茨城県/東京 |
| 身長・体重 | 167cm/49kg |
| 血液型 | 0型 |
| 登録期 | 114期 |
| 登録番号 | 4825 |
| 級別 | A2級 |
倉持莉々は、茨城県出身のボートレーサーです。
身長は167cmということで、女性の中では身長が高い部類になります。
競艇において高身長の方が不利に働くことが多い中、レースではそのようなことを全く感じられないことからファンから人気です。
そんな、倉持莉々が競艇と出会ったのは小学5年生の頃。
父親が競艇好きだということで、よく戸田競艇場に連れて行ってくれたみたいです。
レースを多く見る中で、「まくり」に魅了されてボートレーサーを志すことに。
ただ、小学5年生の時に、ボートレーサーだけでなく意外なスポーツを始めることに・・・。
下記の章で詳しく解説していきます。
高校時代は水球の日本代表
小学5年生の頃から、兄の影響で水球を始めることになりました。
兄がいつ頃に水球を始めたのかはわかりませんが、小学生の頃に水球をやっているのは珍しいと言えるでしょう。
そんな兄の影響を受けて水球を始めた倉持莉々ですが、実力はメキメキと伸びていきました。
中学生の頃には、全国制覇、高校生の時には、「秀明英光高等学校」に進学して、全国3連覇を果たしました。
ただ当時、秀明英光高等学校には水球部がなかったみたいです。
男子水球部はあったみたいですが女子水球部がなかったようで、以下のように先生に懇願。
「部員を7人集めたら女子水球部を作ってもいいと言われたので、選手を集めて部を創設したんです。だから、私たちの代が初代チームになるんですよ」
そして創部1年目から、ジュニア世代の水泳競技最高峰に位置する大会であるJOCジュニアオリンピックカップで優勝し、左サイドのエースシューターとして優秀選手賞も獲得。
それらの成果が見込まれて、高校2年生の時に日本代表に選出しロンドン五輪予選にも出場しました。
養成所へ入所する前に病気を患う
水球でとても結果を残してきたので水球選手を目指すのかと思いきや、あっさりと水球を辞めました。
その理由は、大学に行かずに高校3年間で水球は辞めるつもりでいましたし、養成所の試験に合格したら日本代表も辞退することは、前もって監督にも相談していたとのこと。
そして、倍率43倍という高難易度の試験を突破して、見事に養成所に入所することが決まりました。
ただ、入学する1週間前に難病が判明。
オリンピック予選から帰ってきてから、ちょっと調子が良くなく、毎日夜中の3時にわき腹が痛くなって眠れなかったようです。
そこで、病院であらゆる検査を受けた結果、「ホジキンリンパ腫」という難病であったことがわかりました。
生存率は90%あり完治はしますが、その治療期間は約1年間かかったとのこと。
何度も諦めかけましたが、「ボートレーサーになりたい!」という強い思いにより克服。
1年後また養成所の試験を受験し、見事に2度目の合格。
夢のボートレーサーとしての一歩を歩み始めました。
兄が出口舞有子選手と結婚
倉持莉々の兄は、ボートレーサーではなく一般人です。
そのため、世間では倉持莉々の兄と出口舞有子選手が結婚したことは大きな話題となりました。
もともと、出口舞有子選手と倉持莉々は仲が良かったようで、その中で兄と出会ったようです。
その後関係をより深め、2022年12月に結婚。
出口舞有子は、倉持莉々の義理の姉ということになりました。
ボートレーサー同士が結婚することは多いですが、選手の兄弟と結婚することは非常に稀。
今後も倉持莉々だけでなく、出口舞有子選手にも注目です。
倉持莉々は結婚している?彼氏はいる?
倉持莉々は2023年10月にインスタから結婚発表がありました。
その投稿から、旦那さんは同じボートレーサーの「金子拓矢」選手であることが判明。
金子拓也選手は、過去にはG1優勝など素晴らしい成績を収めたボートレーサーです。
そんな、金子拓也選手と倉持莉々の詳しい出会いはわかりませんでしたが、おそらく同じボートレーサーかつ趣味で繋がることも多々。
おそらく、このような繋がりから関係値が深まったのでしょう。
さらに、2024年3月14日には第一子となる男児を出産しました。
その時の、状況を本人のインスタグラムにストーリーを以下のように投稿。
この投稿から、いかに出産が大変だったのかがわかりますね。
その当時の、倉持莉々本人のコメントがこちら。
「予定日(8日)より遅れましたけど、元気に生まれてきてくれました。ほんとありがとうです。」
夫の金子拓也も以下のようにコメント。
「ホワイトデーのプレゼントですね」と回答。
プライベートは幸せオーラ全開で、羨ましい限りですね(笑)
また、倉持莉々の結婚を詳しく知りたいという方は、下記の記事をご覧になってみて下さい。
>>倉持莉々選手が年内の斡旋を辞退!結婚・妊娠の噂の真相は?
倉持莉々のSNSを調査!
最近では、SNSを利用することでレースとは違う一面を見ることができるので、ファンから人気を集めています。
そこで、倉持莉々のSNSを調べてみたところ、「インスタ」を行っていることがわかりました。
果たして、どのような投稿がされているのか。詳しく見ていきます。
インスタ
倉持莉々のインスタのフォロワーは、2万人です。
フォロワーは多く投稿も100件を超えていることから、インスタを頻繁に利用していることがわかります。
ただ、インスタは現在非公開。
そのため、フォロワーの方しか倉持莉々の投稿を見ることができません。
なぜ、非公開にしているのかはわかりませんが、倉持莉々のインスタの投稿を見たいとなると、本人からのフォロー承認が必要です。
また、いずれか非公開にしない可能性もあります。
気になる方は、フォローして承認を待ってみて下さい。
師匠は飯山泰選手
倉持莉々の師匠は、「飯山泰」選手です。
飯山泰選手は、1997年にデビューして以降15回以上の優勝を誇っているベテランレーサー。
そんな飯山選手のレーススタイルは、イン戦を得意としているとのこと。
さらには、モーターの整備にもこだわっており、細かな調整を行い数多くのレースで勝利を収めてきました。
詳しい馴れ初めなどはわかりませんでしたが、倉持莉々が飯山選手を慕っている回答がこちら。
「あまり会わないのですが、毎節プロペラについて意見を言い合っています。それを参考にしてレースに臨み、わからないことがあったら教えてくれるとても心強い存在です。」
これからも二人の走りに注目です。
レース成績
これまでの倉持莉々の成績を以下にまとめました。
| グレード | 出場節数 | 出走数 | 1着数 | 勝率 | 1着率 | 2連対率 | 3連対率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| SG | 2 | 16 | 4 | 8.00 | 25.0% | 37.5% | 62.5% |
| G1 | 9 | 69 | 10 | 6.20 | 14.4% | 33.3% | 50.7% |
| G2 | 10 | 90 | 12 | 5.62 | 13.3% | 21.1% | 35.5% |
| G3 | 38 | 352 | 63 | 5.59 | 17.9% | 37.5% | 56.2% |
| 一般 | 147 | 1276 | 202 | 5.25 | 15.8% | 33.7% | 52.1% |
初出走は2014年5月24日で、初勝利は2015年9月5日です。
SG競走には2022年5月に初出場し優勝はまだありませんが、最近では徐々に力をつけてきています。
そんな倉持莉々のレースの特徴は、1コースからの安定感があること。
直近でも1コースからの1着率は78.9%、3連対率は94.7%と高水準な成績を残しています。
以下が、その1コースからの勝率についてコメントです。
「以前はイン戦でターンが滑って飛んだり、スタートが遅れることもありましたが、しっかり準備をすることで自信がつき大きなミスが無くなりました。」
さらに、師匠である飯山選手の指導のもとプロペラの調整に自信がついてきています。
以前までは、特に夏の調整が上手くできなかったみたいですが、今では改善。
さらには、プロペラについての引き出しが増えたことで、結果がついてきています。
あとは、準優勝戦で内枠、そして優出できるような走りができるかが注目です。
初優勝は2022年1月19日徳山12R
倉持莉々の初優勝は、2022年1月19日徳山12Rの一般戦マンスリーBOATRACE杯争奪男女W優勝戦です。
この時の状況を詳しく解説するために、以下の出走表をご覧ください。
倉持莉々は3コースからのスタートです。
コース的には悪くないものの、4コースには実力者の遠藤エミ選手が配置されています。
スタートで出遅れることがあれば、遠藤エミ選手がまくる可能性も大いにありそうです。
それに加えて、倉持莉々はF持ちかつ当地勝率は低め。
思い切ったスタートが切れるかが不安材料であるため、強気なレースをできるかは不透明。
当地勝率も低いことから、この徳山競艇場とは相性が良くありません。
このレースのポイントは、何よりスタートが重要になりそう、
果たして、結果は・・・。
見事に③号艇倉持莉々が抜きを決めてレースを制しました。
スタートで好スタートを切った倉持莉々ですが、第一ターンマークで少々ターンが流れてしまいました。
その後、遠藤エミ選手と一騎打ちになり、第一ターンマークの2周目で抜き返して倉持莉々がトップに。
そのまま、トップで走り切り見事に優勝しました。
F持ちなど不安な点は多かったですが、実力者を差し押さえて優勝は本人にとって嬉しいことだったでしょう。
デビューから約8年と時間がかかりましたが、嬉しい初優勝となりました。
このレースは、間違いなく倉持莉々にとって自信に繋がるレースであったことは間違いありません。
10月9日戸田G3で産休復帰後に初優勝!
倉持莉々は、10月9日戸田12R「G3オールレディース・RB大宮アルディージャWOMENカップ」で産休後に初優勝を飾りました。
この日のレース状況を詳しく解説するために、以下の出走表をご覧ください。
倉持莉々は1コースからのスタートです。
これまでのこの節間の成績はとても調子が良く、どのコースからスタートしても1・2着と舟券に絡んできています。
そのため、このレースでも優勝することが期待できそうです。
そこで、詳しく出走表を見てみると、2号艇には高憧四季選手、3号艇には西橋奈未選手など実力者が勢揃いしています。
好調を維持しているものの、これだけ実力者が多いと一筋縄では行かなそうです。
特に、3号艇西橋奈未選手は、とても好調な上に勝率を見ると圧倒的。
実力を重視するか、枠を重視するかで、このレースの買い目は変わりそうだが・・・。
結果はどのようになったのか。こちら。
1号艇倉持莉々が逃げを決めてレースを制しました。
結果的に好スタートを切った倉持莉々が逃げを決めることに成功。
産休後はレース感を取り戻すのが難しいですが、しっかりと勝利することができたのはこれからの自信に繋がることは間違いありません。
さらに、得意であった1コースからの勝利は本人にとっては、嬉しいことでしょう。
これから倉持莉々がどれだけの成績を残していくか、注目です。
2025年の獲得賞金は2,000万円越え!
2025年現在の倉持莉々の獲得勝金額は、20,726,000円です。
女性レーサーの中では、全体で43位に位置しています。
現在の1位は遠藤エミ選手で、その賞金額は50,000,332 円です。
約2倍以上差があることを踏まえると、これから12月に開催される女子最高峰「クイーンズクライマックス」に出場するのは厳しいでしょう。
以下が、クイーンズクライマックスに出場できる条件です。
- 全女子レーサー
- 当該年1月1日~SGチャレンジカップ及びGIIレディースチャレンジカップ終了日までの、獲得賞金額上位12名の女子レーサー
現在、12位の高憧四季選手の獲得勝金額は、30,382,999円です。
約1千万円の差があるとなると厳しいですが、過去の獲得賞金額の最高は25,813,000円です。
これからの約2ヶ月で約500万円ほどの金額を稼ぐことは難しいかもしれませんが、差をどれだけ埋めることができるかに期待できるでしょう。
まとめ
今回は、倉持莉々について紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
倉持莉々は、小学生の時に兄の影響で水球を行っていました。
その腕前には定評があり、小学生の時には全国大会制覇するなどその運動神経には定評がありました。
そのまま、水球選手という道もあったものの、幼い時に競艇選手を目指したことを思い出しレーサーを目指すことに。
しかし、養成所の試験を合格した後に、病気が判明。
その後も懸命な治療の末、見事に克服し2回目の試験で合格。
夢だったボートレーサーになることができました。
デビューして以降は苦戦する日々が続きましたが、2022年には初優勝。
これからこの調子を維持し続けることができれば、女子レーサーを引っ張っていく存在になることでしょう。


















