競艇予想をする上で皆さんはどこを重視しているだろうか?
様々な要素があるものの、その中の1つに選手のフライングの有無があるはずだ。
しかしながら、この『フライング』がどのようなモノなのか、さらには予想にどう活かせるのかわからない人も多いだろう。
そこで、本記事ではそんな人達の為に競艇のフライングについての基本ルールと予想への活かし方を徹底解説していく。
この記事を読み終える頃にはフライングの仕組みを知っているだけでなく、予想方法も上達しているはずだ。
是非、最後まで見ていってくれ。
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目次
競艇のフライングとは?
まずは、競艇のフライングについて基礎知識を解説していこう。
ボートレースでは『フライングスタート方式』という独自のスタート方法をとっている。
各選手がスタート15秒前からタイミングを見計らってスタートラインに向かって進入を開始。
大時計の針が0秒を過ぎてから1秒以内にスタートラインを通過しなければならない。
0秒よりも早くスタートラインを通過するとフライングとなり、失格になる。
この独自のスタート方式が、競艇の1つの醍醐味である見ているファンをアツくさせる。
コンマ1秒でも早くスタートを切ってしまうとフライングとなってしまうため、選手の心理としては常に緊張感がある。
そんな中でスタートにばかり集中していると、レースでは勝てない。
たかがスタートと思うかもしれないが、コンマ1秒に競艇の面白さが詰まっていると言っても過言ではないだろう。
フライングをした選手の出走表
選手がフライングをしているかどうかを確認するにはどうすればいいか。
出走表を見れば、簡単にフライング回数が分かるので解説していこう。
フライングをした選手にはF1・F2といった表記がされる。
今回で言うと、③号艇の土屋智則選手はF2(フライング2本)、⑤号艇の今垣光太郎選手はF1(フライング1本)。
フライング回数は多くなる程、ペナルティ・罰則も重くなるので、選手もスタートがより慎重になる。
選手のフライング回数は予想をする上で欠かせないので、こちらについては後ほど詳しく解説させていただく。
競艇のフライングによる罰則とペナルティ
先程、競艇選手はフライングをすると罰則・ペナルティが課される事を軽く触れたが、具体的にはどのような処分なのか。
舟券を買う私達にすれば関係ない事だが、内容を聞くと『こんなに重いのか』『処分内容を聞くとスタートで攻められないのも納得』となるはずだ。
競艇予想をする上でも知っておいて損はないはずなので、知っている人でも今一度確認しておいてくれ。
一定期間の斡旋停止
罰則・ペナルティの1つ目は、一定期間の斡旋停止(出場停止)処分。
1度のフライングだけでも適応されるペナルティだが、回数が増えると罰則がその分重くなる仕組みだ。
| 回数 | 斡旋停止期間 |
|---|---|
| 1回 | 30日 |
| 2回 | 60日加算(合計90日) |
| 3回 | 90日加算(合計180日) |
| 4回 | 180日加算(合計360日) |
競艇選手の成績やフライング回数は半年に1度リセットされるので、半年間の間に出来るだけフライングをしない事が大事となる。
レースに出られないとなれば、当然賞金も貰えないので実質フライング休み中は無職同然。
4回もフライングしてしまうと、1年間無職になるだけでなく、それだけのフライングをする選手を競艇場も斡旋したくないため、事実上の引退となる。
事故点数の加算
競艇では、選手それぞれが期毎に『事故率』と呼ばれる階級を決める為に必要な要素が計算されている。
この事故率を計算する為に必要な要素の1つに事故点が含まれるのだが、フライングをすると事故点が加算されてしまう。
期が終わった際に事故率が0.70が超えていると、どれだけ優れた成績を残していても強制的にB2級へと降級される。
SGやG1レースを主戦場としている選手にとっては出場権を失ってしまうので、1回のフライングですら命取りになるケースもあるのだ。
あまり聞き馴染みがなかったかもしれないが、フライング持ちの選手の事故点にも注目してみると面白いだろう。
非常識なフライングは休みが5日追加
競艇には通常のフライングと違って非常識なフライングが存在する。
非常識なフライングとは、スタートよりも0.05秒以上早いタイミングでスタートラインを通過してしまう事。
以前までは非常識なフライングをすると”即日帰郷処分”が下されていたのだが、令和4年5月1日より処置が変更された。
即日帰郷が撤廃となり、代わりとしてフライング休みの日数が伸びる処置へ変更。
| 本数 | 辞退期間(通常) | 辞退期間(非常識) |
|---|---|---|
| 1本目 | 30日 | 35日 |
| 2本目 | 60日(合計90日) | 65日(合計95日) |
| 3本目 | 90日(合計180日) | 95日(合計185日) |
もちろん、これは非常識なフライングが1本である事が大前提なので、フライング3本が全て非常識な205日の休みとなる。
即日帰郷ではない事がメリットのようにも思えるが、5日間伸びてしまう事で大事なレースの斡旋に間に合わないケースもあるので、一長一短と言えるだろう。
SG・記念競走におけるフライングの罰則
ここまで競艇のフライングにまつわる基礎知識を紹介させてもらった。
しかし、あくまでも基礎的な部分であり、レースのグレードが上がるとフライングのペナルティも重くなるのをご存知だろうか?
レースグレードが上がる=売上も大きくなるので、フライングをした際の競艇場の損失は一般レースの何倍にも上る。
だからこそ、罰則を重くしてフライングが起きないようにしているのだ。
さらに、2023年にはグレード競走における選手責任事由によるスタート事故を起こした選手に対する罰則強化が行われ、より厳格化された。
ここからはそんなグレード競走でのフライングの罰則について紹介していく。
G1・G2競走でフライングした場合
まずはG1・G2レースにおけるフライングの罰則から。
先程、グレードレースにおけるフライングはペナルティが重くなると話したが、重くなるのは準優勝戦と優勝戦のみ。
予選などのレースにおけるフライングは他のフライングと同様に斡旋停止となるだけだ。
では、改めてG1・G2レースの準優勝戦と優勝戦の罰則を見ていこう。
| レース | 罰則 |
|---|---|
| 優勝戦 | あっせん辞退期間終了後、 当該事故1回につき、G1・G2レース12ヶ月間の除外 |
| 準優勝戦 | あっせん辞退期間終了後、 当該事故1回につき、G1・G2レース6ヶ月間の除外 |
通常のフライングと異なるのは、斡旋辞退期間終了後にG1・G2レースに出走できないペナルティが課される事だ。
記念競走などのビッグレースに出られない=賞金を積む事が出来なくなる。
結果的に賞金を積めないと年末のSGボートレースグランプリへの出走が難しくなってしまう。
記念戦線で戦っているレーサーにとっては、準優勝戦・優勝戦でのフライングは自分の首を絞めてしまうといっても過言ではない。
施工者側からすれば、大規模な売上な損失になってしまう事を考えれば、これだけ罰則が厳しくなってしまうのも幾分仕方ないのだろう。
そんな重大なフライングを起こしてしまった直近の事例を紹介しておく。
| 日付 | 競艇場とレース | 選手 |
|---|---|---|
| 2026/02/10 | 常滑G1(優勝戦) | 前田 滉 |
| 2026/02/22 | 江戸川G1(準優勝戦) | 茅原 悠紀 |
前田滉選手は3月30日からのフライング休みを消化後1年間、茅原悠紀4月17日からのフライング休みを消化後半年間G1・G2レースへの斡旋除外となる。
前田選手は2025年のPG1ヤングダービー覇者、茅原選手はSG常連のTOPスターだけに両者かなりの痛手となるのは間違いない。
この逆境をどう乗り越えてきてくれるのかを楽しみにして応援していこうと思う。
SG競走でフライングした場合
次に競艇の最上位グレードに位置するSG競走の優勝戦・準優勝戦の罰則を解説していく。
| レース | 罰則 |
|---|---|
| 優勝戦 |
スタート事故を起こした次のSG競走から あっせん辞退期間終了後、 |
| 準優勝戦 (グランプリのトライアル・順位決定戦を含む) |
スタート事故を起こした次のSG競走から あっせん辞退期間終了後、 |
ご覧いただければ分かる通り、罰則のレベルがとてつもなく重い。
SGの優勝戦でフライングを切ってしまうと、2年間SGに出走不可となるだけでなく、G1・G2レースにも1年間出場できない。
罰則強化が入る前は1年間の出走停止で、グランプリ選出者であればグランプリへの出走は例外で認められていた。
しかしながら、スタート事故防止策で罰則が強化されてからはグランプリレースへの出走も不可。
グランプリを目指しているトップレーサー達は優勝戦でスタートが慎重になってしまうのは仕方ないと分かるはずだ。
実際、罰則の強化が入ってからはSGの優勝戦ではフライングが起きていない。
選手心理としては、優出したとしても『2年もSGに出られないはごめんだ』『賞金は積みたいが、攻める事は出来ない』となるのはごく自然な事。
逆に、もう優出する機会もないから一世一代の大勝負!みたいな選手も出てくる可能性はあるだろう。
しかし、基本的には全選手スタートには相当な気を遣っていると考えておくのが今のボートレースは自然と思っておいてくれ。
競艇のフライングを活かした予想方法
競艇のフライングについてここまで解説してきたが、選手心理を読み取ってどう予想へと活かすのか。
人によっては『待ってた!』『予想方法が1番知りたかったんだよ』という人も居るだろう。
お待たせしてすまない。
それでは、早速フライングを用いた予想方法を1つずつ解説していこう。
フライング回数からの予想法
1つ目はフライング回数を参考にした予想方法だ。
フライングの説明をする際にも紹介したこのレースの出走表だが、③⑤コースがフライング持ちとなっているレース。
特に③号艇はフライングを2本持っている状態なので、スタートは相当慎重になる。
さらに言えば、③号艇はダッシュ勢の壁となる役目となる事が多いのだが、スタートが行けないとなればその役目も果たす事が出来ない。
従って、カドから攻めるであろう④号艇がスタートで遅れでもしない限り高確率でまくられると考える事が可能だ。
結果的にやはりスタートが行けず、壁になれなかった③号艇が④号艇にまくりを許してしまった。
まくり差し変化で立ち回った④萩原選手も見事だが、配当にも注目してほしい。
④-①-②で決着したが、払戻金は4,980円。
④号艇が勝利したにも関わらず、意外と安いと思った人も居るだろう。
そう、配当が安いという事は多くの人がこの出目に賭けていたという事だ。
フライング回数を見て私が解説していたような展開を予測して、賭けている人が多かった。
オッズからでも推測できない事はないが、フライングに対しての理解度がある人であれば買える舟券だった訳だ。
今回はフライング2本の選手で紹介したが、③号艇がフライング1本持ちでも同等の事が言える。
カド受けがフライング持ちで、カドの選手がフライング0本なら頭から狙ってみると良いだろう!
競艇のフライングによる罰則・ペナルティまとめ
いかがだったかな。
今回は競艇のフライングにおける罰則とペナルティについて紹介させてもらった。
今まであまり気にして見ていなかった人も中には居ただろう。
しかし、フライングは選手心理的にはかなり予想にまつわる部分が多く、軽視できない。
単純に選手個人の能力で上手い下手を考えるのではなく、フライングも予想要素の1つとして考える事が出来れば今よりレベルアップするはずだ。
まずは、フライングの罰則・ペナルティを覚えておく。
その上で、レース毎に選手のフライングの有無を見て予想出来れば競艇予想は上達するはずだ!









