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荒れる競艇場とは？特徴と定義
荒れる競艇場とは、ズバリ「1コース（1号艇）の勝率が低く、レース結果が波乱になりやすい競艇場」のことです。
競艇は通常、イン（1コース）が有利とされ、全国平均では約55%のレースで1号艇が勝つ（＝逃げ切る）データがあります。
一方、荒れる競艇場ではこのイン勝率が大きく下がり、1号艇が敗れることで高配当（万舟券など）が飛び出す展開が多くなるのです。
まずは全国平均と極端な例を比較してみましょう。
下表の通り、イン1着率が最も高い場（大村など）と低い場（戸田など）では、20ポイント以上の開きがあります。
| 比較項目 | イン1着率（目安） |
|---|---|
| 全国平均 (2025年時点) |
約 55% |
| イン最強場 （大村など） | 約 65% |
| イン弱い場 （戸田など） | 約 44% |
例として、大村ボートレース場ではインコース1着率が約65%にも達し「イン天国」と呼ばれます。
それに対して、戸田競艇場では直近データで44%前後しかなく、半分以上のレースで1号艇が負けています。
このように、競艇場ごとにイン有利の度合いが大きく異なり、インが強い場では堅い決着（配当低め）が多い一方、インが弱い場ではセオリー通りに決まらない波乱が頻発する傾向です。
では、なぜ競艇場によってインコースの強さが違うのでしょうか？
荒れる競艇場に共通する主な特徴を整理すると次のとおりです。
| 共通する特徴 | 荒れる理由 | 代表例 |
|---|---|---|
| 第1ターンマーク周辺の水面が狭い | 1マーク（第1ターン）の振り幅が 大きくスタンド側が近いレイアウトだと、 イン艇は斜めに進入せざるを得ず ターンが窮屈になります。 |
戸田（1マークがスタンド側に13m振られ全国最狭）、 平和島（スタンドから1マークまで37mで戸田と並び全国一狭い）。 狭水面ではアウトコース勢にも差し場・まくり場が生まれ、 波乱の展開になりやすいです。 |
| 強い風の影響を受けやすい | 水面を取り巻く地形や建物の関係で 風速4m以上の向かい風 追い風が吹きつけやすい競艇場があります。 強風下ではスタートやターンで艇が安定せず、 スタート巧者の外枠が台頭したり 思わぬ大波乱になることも。 |
江戸川（年間を通じて風が強い河川コース）、 三国（冬場の季節風「じょうなみ」に注意）、 平和島（周囲のビル風で水面が荒れやすい）。 |
| 潮汐や波高の変化が大きい | 海につながる水面では、 満潮・干潮による流れやうねりで 走りづらくなるケースがあります。 波高が4cmを超えるような荒れ水面では、 ボートが浮き沈みしてインの安定感が崩れ、 波に乗った外枠艇が台頭しがちです。 |
江戸川（唯一の河川コースで潮の干満差が激しく波立ちやすい）、 鳴門（瀬戸内海の潮流の影響大）、福岡（「うねり」と呼ばれる独特の波が発生）。 これらの場では追い風や追潮が重なると イン逃げが決まりづらくなります。 |
| 標高が高くエンジン出力が低下 | 内陸に位置する競艇場は 海抜が高く空気が薄いため、 モーター（エンジン）の出力が 他場より落ちる傾向があります。 エンジンパワーが十分出ないと、 イン艇がスタートで一気に加速して 主導権を握ることが難しくなり、代わりに差し・まくりが 決まりやすくなります。 |
桐生（標高約50mで全国一高い、 冬季の赤城おろしという強風も加わり水面荒れ気味）、 びわこ（標高約85mで全国2位、高地ゆえ直線の伸びが鈍る）。 同じ静水面でも、標高要因で インが苦戦するケースがあるのです。 |
以上のような理由から、「荒れる競艇場＝イン受難の水面」となるわけです。
これらの特徴を複合的に備えるボートレース場では1号艇が信頼しづらく、高配当狙いの絶好フィールドとも言えます。
次章では、実際にデータで見た荒れやすい競艇場ランキングと各場の具体的な傾向を紹介します。
荒れやすい競艇場ランキング【データ分析】
では、全国24あるボートレース場の中で「荒れやすい競艇場」トップ10を見てみましょう。
ここでは直近約1年（2024年4月〜2025年3月）の全レースデータを分析し、インコース1着率が低い順にランキングしました。
各場のイン1着率（1号艇が1着になる確率）が全国平均55%を下回るものを中心にリストアップしています。
| 順位 | 競艇場 (所在地) | イン1着率 | 備考・特徴 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 戸田 （埼玉） | 44.0% | 全国で最もインが弱い水面。1マークのコース幅が極端に狭い。 |
| 2位 | 平和島 （東京） | 44.1% | 東京湾沿いの運河コース。ビル風＆狭水面で波乱多発。 |
| 3位 | 鳴門 （徳島） | 47.4% | 瀬戸内海に面し潮流強い。通年モーニング開催で予測難。 |
| 4位 | 江戸川 （東京） | 49.9% | 唯一の河川コース。浅水＆強風でレース不成立もしばしば。 |
| 5位 | 桐生 （群馬） | 51.5% | ナイター発祥地。標高が高く冬は強風、機力不足に。 |
| 6位 | 浜名湖 （静岡） | 52.9% | 汽水の広大な湖面。進入が乱れやすくアウトも健闘。 |
| 7位 | 三国 （福井） | 53.8% | 日本海沿いで冬場荒れやすい。モーニング開催あり。 |
| 8位 | 多摩川 （東京） | 54.0% | 日本一の静水面だが標高高め。女子戦開催も多い。 |
| 9位 | 宮島 （広島） | 54.3% | 海水で干満差大。スタート難しく波乱含みの水面。 |
| 10位 | びわこ （滋賀） | 54.7% | 日本最大の湖。標高高く季節風で波が立ちやすい。 |
ご覧のように、上位10場はいずれもイン1着率が全国平均（55%前後）を下回る数字です。
特に戸田、平和島、鳴門、江戸川の4場はイン1着率が50%未満で、もはや「インコース有利」の常識が通用しません。
この4場では2回に1回以上の確率で1号艇が負けるため、1号艇を軸にした舟券では大穴を取りこぼすリスクが高まります。
一方、徳山・大村・芦屋といったイン強豪場ではイン1着率が60～65%もあり、同じ競艇でもこれだけ差が出ます。
したがって、荒れる競艇場を攻略するには各場の水面条件の違いを把握し、セオリーを柔軟に変えることが重要です。
では、ランキング上位に入った代表的な荒れる競艇場について、それぞれ特徴をもう少し詳しく見てみましょう。
1位：戸田競艇場（埼玉） – イン泣かせ全国最狭水面
戸田（とだ）競艇場は全国でも屈指の狭水面で、「インが最も勝てない競艇場」として知られます。
1マークの旋回スペースが極端に狭く、スタート後に内側の艇は右方向へ斜行して進入せざるを得ない特異なレイアウトです。
その結果、イン艇が全速でターンしづらく、3コースや4コースのまくり・まくり差しが他場より決まりやすくなります。
| データの裏付け | 直近の戸田のイン1着率は約44%しかなく全国ワースト。 また3コース1着率が約16%と、戸田では3号艇が2号艇より勝つ確率が 高いという驚きの傾向も見られます。 これは他場では稀な現象で、 センター勢がイン勢以上に活躍する 戸田ならではの荒れパターンです。 |
|---|---|
| 荒れる要因 | 戸田は競走水面そのものが東西に狭いため、 1マークのスタンド側・バック側とも全国一狭い構造です。 スタートから1マークまで内艇は斜めに走る必要があり走行距離が伸びる一方、 4～6コースはほぼ直進できます。 この地形上のハンデがイン受難を招き、 戸田＝波乱多発の水面とされています。 |
2位：平和島競艇場（東京） – 風と狭コースが生む高配当の温床
平和島（へいわじま）競艇場は東京にある運河コースで、イン1着率44%台（全国ワースト2位）を記録しています。
「東の江戸川・西の戸田」と並び称される荒れる水面で、万舟券（払戻1万円超）の出現率が約20.6%と全国トップのデータもあります【参考：平和島では理論上5回に1回以上は万舟決着】。
穴党から「夢の島」とも呼ばれる高配当の宝庫です。
| 荒れる要因 | 平和島は1マークのコース幅が狭く（スタンドから1マークまで37mしかない）、 イン艇がターンの際に取りシロを確保しにくい構造です。 さらに、周囲のビル群による強烈なビル風がしばしば吹き下ろし、 水面がざわつくことも多いです。 風向き次第ではうねりが発生し、 熟練選手でも勝手が違うほど走りづらい難水面となります。 |
|---|---|
| 特徴的な傾向 | アウト勢の健闘が目立ち、 5コースや6コースからの勝利も全国トップクラスです。 実際、平和島の6コース1着率は約3.3%あり、 6号艇の勝利が“珍事”でなく日常的に起こります。 これは平均の倍近い高水準で、 「大外まで要警戒」の典型例です。 |
3位：江戸川競艇場（東京） – 日本一の難水面、天候次第で大波乱
江戸川（えどがわ）競艇場は東京・江戸川河川敷にあり、全国で唯一自然の川を利用したボートレース場です。
水質は淡水で非常に浅く、加えて潮の干満差で流れが刻々と変化するため、別名「日本一荒れる競艇場」とも称されます。
イン1着率は直近で約50%と辛うじて半数を保ちますが、風や水位の条件次第では極端な大波乱も起こり得ます。
| 荒れる要因 | 江戸川最大の特徴は水面が常に波立ちやすいことです。 川をそのまま競走水面にしているため防波堤がなく、 年中吹く強風がモロに影響します。 特に満潮時は水位が上がり波高も増すため、 ボートが波に叩かれて減速しやすくなります。 イン艇が波に足を取られる一方、 外枠艇がうまく波乗りすると逆転する、 といったシーンも珍しくありません。 |
|---|---|
| 注意点 | 江戸川では安全のため開催中止（中止欠場）になるケースも多々あります。 公式には波高10cm以上で中止判断もあり得る難水面です。 開催されても選手は安定板を装着することが多く、 通常とは違うコンディションとなります。 したがって予想する際は潮汐表や風速予報を必ずチェックし、 荒れそうな時間帯・水位かどうかを見極めることが大切です。 |
4位：鳴門競艇場（徳島） – 潮の流れが鍵、穴配当連発の瀬戸内水面
鳴門（なると）競艇場は瀬戸内海・鳴門海峡に近い立地で、潮汐の影響を強く受ける水面です。
イン1着率は約47%と全国平均を大きく下回り、全国屈指の“まくり水面”として知られます。
朝早くからのモーニングレースを通年開催していることも特徴で、連日思わぬ高配当が飛び出す穴党注目の競艇場です。
| 荒れる要因 | 鳴門海峡といえば世界的な渦潮で有名ですが、 競艇場も潮流の変化が激しいです。 満潮・干潮で水位が変わるだけでなく、 干潮時には逆流現象も起こり、 時間帯によって水面コンディションがガラリと変わります。 また1マークの幅もやや狭いため差し場ができやすく、 インが一瞬の判断ミスで飛べば外の展開に。 |
|---|---|
| 傾向 | 鳴門ではまくりと差しがバランス良く決まります。 特に季節風が吹く時期はセンター勢の一撃まくりが目立ち、 高配当を演出します。 一方、潮止まりで水面が穏やかな時間帯はイン逃げ決着も増えるため、 潮位変化と風向きの読みが勝負のカギと言えます。 |
その他の荒れやすい競艇場
上位4場以外にも、「インが弱めで波乱が起きやすい」とされる競艇場はいくつか存在します。
例えば桐生（群馬）は標高の高さと季節風の影響で、データ上も2連対率・3連対率が全国最低水準とフォーカスレース泣かせの傾向があります。
また浜名湖（静岡）は一見穏やかな湖に見えますが、コース幅が広く助走距離が取れるため深イン・前付けが発生しやすく、進入隊形が乱れて荒れるケースがあります。
宮島（広島）や児島（岡山）といった瀬戸内の海水コースも潮位次第で差し水面に豹変しますし、冬の三国（福井）やびわこ（滋賀）は北風や降雪で水面状況が読みにくくなります。
近年びわこでは1マーク移設工事（2020年）によりイン1着率がやや改善しましたが、それでも外枠の健闘が目立つ点で穴狙い向きです。
このように各競艇場ごとの水面特性を踏まえると、「どの場が荒れやすいか」はかなり明確になります。
次章では、こうした荒れる競艇場で実際にどんなレースが荒れやすいのか、そして穴狙いのヒントについて解説します。
荒れるレースを見極める3つのポイント
「荒れる競艇場」であっても、毎レース必ず荒れるわけではありません。
インが弱い場でも、条件次第では本命サイドで決まるケースもあります。
そこで重要なのが、“いつ荒れるのか”を見極めるポイントです。
以下の3つの視点を押さえておくと、波乱含みのレースを事前に察知しやすくなります。
| レースのグレードやメンバー | 一般戦や女子戦・ルーキーシリーズなどは実力差が大きくない組み合わせが多く 、展開ひとつで波乱になりがちです。 特にG3以下の低格レースではF持ち（フライング休み明け）の 選手や新人も混在しやすく、スタート勘やモーター性能にばらつきがあります。 逆にSGやG1などトップ級が集まるレースでは、 実力上位の選手がきっちり結果を出すことが多く、荒れにくい傾向です。 「メンバー弱め＋舞台が荒れる場」なら波乱度アップと考えましょう。 |
|---|---|
| 開催初日や序盤のレース | シリーズの初日・2日目は各選手がその節初めて走るため、 モーター相場（調子）が掴みづらく波乱が起こりやすいです。 特に初日は前検タイム上位でも実戦で力を出せないケースや、 調整が合わずエース機が凡走することもあります。 また1日の中でも序盤のレース（第1R～第4Rあたり）は 一般的にA級選手が少なく、荒れる温床です。 開催地の地元A1選手がいないレース、 オールB級戦などは思わぬ高配当のチャンスと言えます。 |
| 気象条件（風・波） | 風速4m以上の強風が吹いていたり、 水面が波高5cm前後と荒れている場合は、 どんな競艇場でも波乱度が増します。 向かい風が強いとダッシュ勢（外枠）のスタートが有利になり、 追い風が強いとインの立ち上がりが不安定になります。 また波が立つとボートの機力差が出にくくなり、 巧みに波を捉える選手が上位に台頭しやすいです。 気象情報は各場のライブ中継や公式サイトで公開されているので、 レース直前の風向風速・波の高さを確認しておきましょう。 特に江戸川や鳴門などは 時間帯による風・潮の変化が顕著なので要チェックです。 |
以上のポイントを踏まえ、「今日は荒れそうだぞ」と思ったらチャンスです。
ただし、荒れるレース=的中させるのも難しいということでもあります。
次の章では、荒れる展開で高配当を的中させるための舟券戦略と注意点を解説します。
荒れる競艇場で勝つための舟券戦略と注意点
荒れるレースでは配当妙味がある一方、的中させるハードルも上がります。
そこで回収率を高めるために意識したい戦略と、陥りがちな注意点をまとめます。
| （1）スタート力と展示タイムを重視 | 波乱含みの場では、 コース取りやスタートで展開が一変しがちです。 イン信頼度が低い分、 スタート巧者のカド受け（4コース）や大外の一発にも要注意。 選手の平均スタートタイミング（平均ST）や 過去のF持ち状況を確認し、遅れ癖のあるイン艇がいる場合は 思い切って切る選択肢もあります。 また当日の展示航走タイムで抜群に伸びているモーターを搭載した選手が 中・外枠にいれば、それも穴予感のサインです。 |
|---|---|
| （2）各競艇場におけるコース別データを活用 | 荒れる競艇場では2コース以降の1着率が相対的に高いことが データから分かります。 例えば江戸川では2コース1着率が約18%と全国トップクラスで、 インが凹めば差しが飛び出す傾向です。 同様に、平和島では5コース1着率7～8%と 外枠の突っ込み勝ちが多発します。 このような場別傾向を踏まえ、 「ここは3コースまくりが狙える」「5コースまで連下に絡める」 といった組み立てを行いましょう。 各場のコース別成績は専門誌やデータサイトで公開されています。 |
| （3）穴狙い時も資金配分と点数管理を徹底 | 荒れると読んで高配当を狙う際は、 広めにボックス買い・流し買いをすることも多くなります。 しかし点数を増やしすぎると的中してもトリガミ（払い戻し＜投資）に なりかねません。 購入点数と必要オッズのバランスを常に意識しましょう (例：6点買いなら最低でもオッズ6倍超の組み合わせを狙う)。 また万舟券狙いでも過度に点数を広げず、 有力な穴パターンに絞ったフォーメーションで資金配分するなど 工夫が必要です。 |
《豆知識》荒れるレースのメリット・デメリット
荒れるレースで的中させたときのメリットは何と言っても配当の高さです。
万舟券はもちろん、数千円程度の高配当なら頻繁に狙えますし、的中1本でそれまでの外れ分をまとめて回収できる爽快感があります。
また人気サイド決着が少ないためトリガミになりにくい利点もあります。
一方デメリットは、予想が難しく的中率が下がることです。
穴狙いはどうしてもハズレが続くリスクが高く、資金管理を誤るとマイナスが膨らむ可能性があります。
初心者がいきなり荒れるレースに手を出すと「当たらない…」と感じやすいので、まずは少額投資で慣れるか、予想精度に自信がない場合は無理に手を出さない判断も重要です。
以上を踏まえ、荒れる競艇場では大胆かつ繊細な予想が求められます。
展開を読んで高配当を仕留めたときの快感は格別ですが、的中ゼロが続くこともあります。
「負けを最小限に、当たれば大きく」を意識しつつ、荒波を乗りこなしていきましょう。
よくある質問（FAQ）
Q1. 「荒れる競艇場」とはどういう意味ですか？
A. 「荒れる競艇場」とは、インコースの1号艇が勝ちづらい競艇場を指します。
1コース有利のセオリーが通用しにくく、他のコースからの差し・まくりが頻発してレース結果が波乱になりやすい場のことです。
代表的な荒れる競艇場に戸田、平和島、江戸川、鳴門などがあります。
Q2. 全国で一番荒れる競艇場はどこですか？
A. データ上では戸田競艇場（埼玉県）が全国で最も荒れる競艇場と言えます。
直近のイン1着率が約44%しかなく、1号艇の勝率が全国最低です。
同じく平和島や鳴門、江戸川もイン勝率50%前後とワーストクラスで、僅差でトップ争いをしています。
これらの場は1号艇が勝たないレースが半数以上あり、常に大穴の可能性を秘めています。
Q3. 荒れる競艇場では1号艇を買わない方が良いのでしょうか？
A. 極端に言えば「荒れる場ではイン軸にしない手もある」ということです。
戸田や平和島のように1コース信頼度が低い場では、1号艇を切って中穴・大穴狙いの舟券作戦が有効な場合が多いです。
ただし絶対に買ってはいけないわけではありません。
エース級の選手やモーターNo.1機が1号艇なら、荒れる場でも逃げ切るケースはあります。
要は状況次第で、荒れる場では普段以上に「イン以外の頭（1着）」を積極的に検討すべきだという意味です。
Q4. 荒れやすいレースを見極めるにはどうすればいいですか？
A. まず開催地の特徴を把握し、その上で気象条件やレース質を見ます。
具体的には、「荒れる競艇場」で強風や波立ちがある日は高確率で荒れます。
また番組表を見て実力伯仲のメンバー構成（A級不在や新人混在レースなど）であれば波乱含みです。
さらにシリーズ初日や序盤の一般戦など、モーターの出足に差が出やすい局面も荒れがちです。
要するに、「水面＋天候＋メンバー」の三要素を総合的に判断すると荒れるレースを事前に察知しやすくなります。
Q5. 荒れる競艇場で高配当を狙うコツはありますか？
A. 外枠の台頭パターンをいくつかシミュレーションしておくことです。
例えば、「まくり屋の4号艇が攻めて5号艇が差し抜ける」「2号艇が差して1–2着固定、3着穴」など荒れる場で頻出する決まり手を把握します。
過去の高配当決着の出目（組み合わせ）を研究するのも有効です。
実際、平和島や鳴門では4号艇絡みのフォーメーションが万舟券によくなっています。
ただしコツコツ当てるより的中率は下がるので、点数を絞る・資金を配分するなどリスク管理もしっかり行いましょう。
Q6. 逆に荒れにくい「鉄板決着が多い競艇場」はどこですか？
A. 一般に徳山（山口）・大村（長崎）・芦屋（福岡）などは「イン天下」と呼ばれるほど1号艇が強い競艇場です。
イン1着率がいずれも60%を超えており、2回に1回以上はきっちり1号艇が逃げます。こ
うした場ではよほどのことがない限り本命サイドで決まりやすく、荒れるケースは少なめです。
「とにかく的中させたい」「堅いレースを狙いたい」場合は、これら鉄板場で1号艇を軸にする戦略が向いているでしょう。
まとめ：荒れる競艇場を味方につけ、大穴の醍醐味を楽しもう！
全国には戸田や平和島を筆頭に荒れやすい競艇場が存在し、イン有利の常識を覆すドラマが日々展開されています。
荒れる競艇場では上手くハマれば万舟券クラスの高配当が狙える一方、予想難易度も上がるためしっかりデータと傾向を把握して挑むことが重要です。
本記事では荒れる競艇場の特徴やランキング、そして荒れるレースの見極め方と攻略のポイントを解説しました。
ぜひ実戦の参考にしていただき、「荒れる波」を乗りこなして高配当を的中させる醍醐味を味わってください！
初心者の方も、まずは少額で雰囲気を掴みつつ経験を積めば、きっと荒れるレースの楽しさと怖さが実感できるはずです。
最後に、荒れる競艇場を知った次はインが強い安定水面について学ぶのもおすすめです。
堅いレースと荒れるレースを上手に見極めて使い分けることで、回収率アップにも繋がるでしょう。
引き続きボートレースのデータ分析を活用しながら、健闘をお祈りします！
